麻雀最強戦2019
女流プレミアトーナメント
【決勝戦】
水口美香の逆転を許した
豊後葵の選択…
明暗を分けたオーラスの攻防
【決勝戦】担当記者:masasio 2019年4月20日(土)
32名の女流プロ雀士によって行われてきた女流プレミアトーナメントもついに決勝戦。
まずはこれまで数々の死闘を潜り抜けてきた4名の選手をご紹介しよう。
起家スタートとなったのはこの人
女流プレミアトーナメント「脅威のツッパリ」優勝
高橋侑希
脅威のツッパリでは劣勢の局面から親の倍満ツモでリードを奪うと、そこからは安定した局回しで逃げ切った。
粘り強い麻雀でファイナル進出の座を射止めることができるか?
続いて南家スタート
女流プレミアトーナメント「皮肉な下克上」優勝
なんと豊後はこの日、自身の誕生日。
すでに2半荘打ち終えており、準備運動はばっちりだろう。
入場シーンでも一番リラックスしているように見えた。
勢いそのままにファイナル進出を決めることができるか?
続いて西家スタートとなったのは、
女流プレミアトーナメント「華麗な技」優勝
水口といえばとにかく手数が多い印象だ。
ネット麻雀「天鳳」でも最上位卓で打つほどにやりこんでおり、その攻めの技術には定評がある。
2年前にもファイナルに進出している水口。ファイナル進出の先を見ているだろうか。
そして北家スタートを引き当てたのは、
女流プレミアトーナメント「一発逆転」優勝
先日行われた、女流日本シリーズでは優勝。Mリーグでは平均打点1位を獲得しており、勢いに乗っている。
最強戦でも3度ファイナルに進出しており、実績では頭一つ抜きんでているか。
茅森はどちらかといえば直感で麻雀を打つタイプ。最強戦のような一発勝負のほうが性に合っているかもしれない。
以上の4名の選手で、16分の1の枠、すなわち最強戦ファイナル進出をかけて争われる、決勝戦。
どの選手が勝ちあがるのか全く予想ができない、非常に楽しみな1戦となった。
試合は東1局から大きく動いた。
まずは水口がをポン!
をトイツ落とししてホンイツまで見ていく。
ただ仕掛けるだけではなく、打点を見るのが大事なところだ。
水口の仕掛けを受けて豊後
を引いて悩ましい手牌だ。
いくらが1枚切れとはいえ、普通ならフリテンのを嫌っていくところだが、下家の水口が明らかなピンズのホンイツ。
の2枚は切りづらいということでを落としていった。
豊後は続いて引いてきたは勝負。
これを水口がチーしてテンパイ。
高めのならマンガン。
しっかり打点を確保しつつ一番乗りでテンパイだ。