熱論!Mリーグ【Tue】
喉から手が出るほど
欲しい初勝利…
内川、和久津、藤崎、
Mリーグ1年生たちの試練
文・渡邉浩史郎【火曜担当ライター】2019年10月22日
Mリーグも序盤戦の山場を迎えている。
好調のチームあれば不調のチームあり。チームポイントにも徐々に差が出てきた。そしてチームポイント以上に大きく好調不調が分かれているのが個人ポイントである。
今季からの新チーム、KADOKAWAサクラナイツにドラフト1位指名された内川幸太郎。
セガサミーフェニックスの補強選手、和久津晶。
どちらもMリーグへの参戦を待ち望まれた人気選手だが現在の成績は御覧の通り低迷中。
両チームとも好成績なのが、余計に辛い展開とも言えるかもしれない。
そんなトップに焦がれる二人が同卓となった本日の第二試合。
手順マエストロ vs 超攻撃型アマゾネス
トップを掴むための熱いぶつかり合いは必至と言えるだろう。
東1局
親の和久津が……
ここから聴牌取らずの打!
親番での先制両面テンパイとはいえ、平和のみで打点に不満が残る。ここは浮いているドラで赤牌のにくっつけての高打点を見たナイスなテンパイ取らず。
しかしなんとその同巡、内川のリーチ!!
リーチドラ1の両面待ち、内川としては当然のリーチだがなんとこれがリーチ時点で山に1枚!
和久津も跳満クラスのイーシャンテン。開局から二人のぶつかり合いは必至か……?
しかし他家の選手も当然黙ってはいなかった。
なんとこの局のアガリは滝沢!ダマテンで和久津から3200を召し取る。
東2局
内川が攻めの手を緩めない。
7巡目、内川がこのシャンポン待ちテンパイを即リーチ!!
和久津と藤崎が早い段階でを切っているため、悪い待ちでは無いとの判断か。
前局と同様に積極的に加点を目指す。
12巡目、丁寧に回っていた滝沢もここでテンパイ。追っかけリーチでぶつけに行った!
二件リーチを受けた和久津だが、負けじと噛みついていく。終盤で満貫のテンパイを入れるが、押し出されたのは滝沢のアガリ牌!
ここでも軍配は滝沢に上がる。リーチ・一盃口・ドラの5200だ。
持ち前の攻撃スタイルが裏目の出てしまった和久津。
そして二局連続で先制リーチが空ぶる形となってしまった内川。
これまでの対局でもこうした辛い展開が多かった両選手。その心には何を思うのか。
東3局
攻め続ける内川にこの親番で勝負手が入る。
配牌から三色まで見えて、赤でドラのが手牌に組み込まれている超勝負手だ!
タンヤオ・三色こそ崩れてしまったものの、6巡目で平和・赤・ドラのの三面張待ちのリーチ!
これに困ったのが和久津。内川の河が強く、ほとんど萬子しか情報がない中でワンチャンスの、と通してこの牌姿。
小考に入る和久津。現物なら今通ったやを切ることができる。そのあとにノーチャンスのを押せばあわよくばのテンパイ料を取ることもできるだろう。
しかし和久津の選択はなんと無筋の!!