内川幸太郎の罠をかいくぐれるか?瀬戸熊直樹の「背水の陣」!【熱論!Mリーグ】担当記者:真中彰司

熱論!Mリーグ【Thu】

内川幸太郎の罠を

かいくぐれるか?

瀬戸熊直樹の「背水の陣」!

文・真中彰司【木曜担当ライター】2020年3月26日

1戦目、岡田紗佳の逆転トップで首位に浮上したサクラナイツ

対照的に、一気に追い詰められたTEAM雷電

2戦目に登場したのは、連戦となる瀬戸熊直樹

残り5戦で、少なくとも120ptは稼ぐ必要がある。

瀬戸熊直樹の、背水の陣が始まった。

第2回戦

東家 瀬戸熊直樹TEAM雷電

南家 魚谷侑未セガサミーフェニックス

西家 前原雄大麻雀格闘倶楽部

北家 内川幸太郎サクラナイツ

まずは内川がリーチ・・赤1の手をツモって満貫の先制パンチ。

岡田に続いて2連勝を狙う。

東2局は、魚谷のドラ切りで場が一気に引き締まったところに、親リーチが入る。

これに対し、既にドラ暗刻の内川が仕掛けて応戦。

2人のめくり合いになるかと思われたが…

高打点の手がぶつかり合う中、切り込んでいったのは前原!

魚谷のリーチ直後にテンパイしており、一発目にを勝負。

そのまま魚谷のでアガリ、2人の満貫手をまとめて潰した。

東3局、親は前原。現状5位の麻雀格闘倶楽部は何としてもトップが欲しい。

波に乗って満貫確定の親リーチ。これで内川を捉えられるか?

瀬戸熊もドラが重なり、反撃チャンス。

しかし、内川も応戦して前原の現物でテンパイを入れていた。これは技あり。

サラリとタンヤオ・赤1で2人の勝負手を潰す。

内川の親番、ドラ対子のチャンス手。

のチーから仕掛けていった。

役が絞られやすくなり、目立つ仕掛けだが、これも内川の計算のうち。

まず瀬戸熊がをポンしており、そこそこ手が整っている気配。

テンパイすればでも打ち出してくる可能性がある。

前原も点数が欲しい状況なので、

はともかくは打ってくるだろう。

2人が攻めざるを得ない状況を計算し、内川は先回りして罠を張ったのだ。

読み通り、瀬戸熊も打点を作って押し返してきた。

ポンとチーでホンイツ完成。

前原もリーチ・赤・ドラでぶつける。

待ちはなんと、2枚切れのカン

これぞ「ガラクタリーチ」か。

2人とも前に出て勝負してきたところを、内川が上手く捉えた。

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