たくさんの感動をありがとう　チーム雷電 黒沢咲の麻雀はこんなにも面白いんです！ 【熱論！Mリーグ】担当記者：ゆうせー

親番の小林からリーチがかかる。

Piratesとトップラスを決めなければならないチーム雷電。ここで小林に抜け出されるのだけは避けたい。

次の手番で黒沢が持ってきたのは、

だ！！一気通貫に仕上がった！！

ここは追っかけリーチで勝負だ！

この時点で黒沢の待ち、は山にたった1枚。

そして、小林の待ちは、

とのシャンポンだった。こちらもなんと山に1枚。

思い返せば今シーズン、幾多の名勝負を繰り広げた、セレブVSロボ。

この局で勝つのは、

黒沢か？

小林か？？

「ツモ」

黒沢だ！！！

頬を紅潮させながら、裏ドラ表示牌に手を伸ばす黒沢。

リーチツモ一気通貫、2000-4000のツモアガリ。鳥肌が立つような見事なアガリで、黒沢は小林との大事なめくり合いを制したのだった。

続く東4局は、

親番多井の、リーチ一発ツモタンヤオピンフ赤ドラ、6000オールが炸裂するも、

東4局1本場では、

黒沢はフリテンリーチを安目ながらツモりあげ、

裏ドラを1枚乗せて、リーチツモピンフ裏、1300-2600は1400-2700のアガリ。

これで黒沢は再びトップ目に。そして、

この半荘もう一つの山場、黒沢二回目の親番がやってくる。

南1局

大きく息をつく黒沢。配牌はどうだ。

いい。いける。赤が2枚あって、456や567の三色も見える。

次巡、

を引いて打。

さらに次の巡目には、

役牌のがトイツに。ここは打。

ムダヅモのを一回挟んで、5巡目の黒沢のツモ番、

がアンコになった！いつからか「アンコちゃん」とも呼ばれるようになった、黒沢らしい縦ヅモだ。

次に黒沢が持ってきたのは、

だ。かを切れば出て7700、ツモって4000オールのテンパイ。

2シーズンの間、黒沢の麻雀に釘付けになってきた我々には、黒沢がどうするかが手に取るように分かる。

こんな“美しくない”テンパイを黒沢がとるはずがない。

ドラを活かしたマンズの多面待ちになれば、ツモっての6000オールが狙える。そして、

裏目のを引いたとしても、567三色含みのフリテンリーチが打てる！

「うん、これが私の麻雀」