倍満へのカウントダウン!
現最高位・竹内元太を
待ち受けていた究極の選択
2023年7月3日 予選2ndステージC卓 文・江崎しんのすけ
対局の模様はABEMAプレミアムで視聴可能です。
予選2ndステージC卓。
団体推薦枠からは最高位戦日本プロ麻雀協会に所属する浅井裕介と竹内元太が出場した。
プロ歴は5年ほど浅井の方が長いが、歳も近くライバル関係だという2人。竹内は試合前のツイートで「浅井には負けない」と豪語していた。
明日はMトーナメントです。
気合い入れていきますよー!
浅井には負けません
#Mトーナメント pic.twitter.com/hBV0CLkZis— 竹内元太 (@takeuchigenta) July 5, 2023
1回戦
東1局1本場、早くも浅井・竹内2人の火花が飛び散る。
浅井は待ち。
竹内は待ち。
どちらも打点十分なリーチ。結果は…
浅井がを一発でツモりあげる!
リーチ一発ツモ平和赤ドラの3,000-6,000。
ここまで行われたMトーナメントの予選では、1回戦目にトップを取った選手は全員予選通過を果たしており、それくらい2回戦×2位以上勝ち上がりのルールでは初戦のトップはとても有利な立場となる。
全員が初戦は果敢にトップを狙いにくる中で、浅井が大きなリードを築く。
しかし、他の選手も厳しい予選卓を勝ち上がってきた勢いのある選手。そう簡単に試合は決まらない。
東2局2本場には二階堂瑠美がタンヤオ三色をヤミテンに構え、東城りおのリーチ宣言牌を捉える。
5,200点+リーチ棒2本で点数を3万点台に乗せる。
そして東3局にはここまで苦しかった竹内が満貫をツモ。
リーチ一発ツモタンヤオで8,000点を加点し、トップの浅井まで10,300点差まで追い上げる。
竹内の見せ場は南2局に再び訪れる。
2巡目、竹内の手牌。
マンズが10枚あり染めていきたいところだが、上家の東城が打った一枚目のはスルー。
チーしても使いにくい・のトイツが残る形となってしまうので一旦見送っている。
この局、手が入っていたのは竹内だけでは無かった。
なんと4巡目にして東城の手牌は煌びやかなイーシャンテンに。
345の三色までつけば倍満まで狙える大物手だ。
直後、瑠美から切られたを竹内がポン!
チンイツのリャンシャンテンに。
東城は竹内の上家なので、手を進めてしまいそうなマンズは切りたくないが…
竹内の仕掛けを完全に無視して鳴かれそうな牌を切り飛ばす。
そして次巡テンパイ。
を引き三色赤2のカン待ち。
打点はあるが待ちにやや不満があるためダマテンに。
マンズの染めをやっている竹内はもちろん、他の2人からも今ならポロっとこぼれそうだ。
そして8巡目、竹内の手牌。