【クイズ解けたら君もМリーガー33】リーチ超人の選択【渋川難波】

その33 リーチか闇かの選択その2

覚えている方がいるかどうかはわかりませんが、その28でリーチか闇かの選択というテーマを書きました。
そして僕は書いていて気付きました。
このテーマは永遠のテーマなのだから、1回じゃ足りない、と。
ということで、第2回となります。
さて、今回は「リーチ超人」の異名を持つ村上淳選手のリーチ選択を見ていきましょう。
この二つの画像、リーチかヤミテンか考えてみて下さい。

問題

1問目

 ドラ

2問目

 ドラ

 

 

回答

1問目解答 リーチ
2問目解答 ヤミテン

解説

1問目

 ドラ

親で、イッツードラ1のカンテンパイです。
現在トップ目で出て7700、ツモって4000オール、しかも愚形ならヤミテンを選ぶ人も多いのではないでしょうか?
しかし、村上選手は元気良くリーチと行きました。
その理由を考えていきましょう。

①微差すぎて、トップ目とは名ばかり
②リーチと言えば、相手を降ろせる可能性が高い
③待ちは一つしかないので、ヤミテンでも出るかどうかは分からない
④リーチしても、出るかもしれない。特にを引いてきた場合は筋になる
⑤リーチして和了ると、決定打になる

この辺りだと思います。
村上選手は、普段の話を聞いているかぎり、おそらく②と③の理由がメインでしょう。
「勝負手はリーチして、全員降ろしてツモって勝つ」
まとめるとこういうことになります。
そしてこの局どうなったかと言いますと、こうなりました。

②と④のコンボが見事ハマりました。これがリーチの強さと言えるでしょう。

2問目

 ドラ

のシャンポンテンパイ、しかしだと役がありません。そして生牌です。
これはリーチする人が多いのではないでしょうか?しかし今度は村上選手はヤミテンにしました。
さて、その理由はなんでしょうか?今回は、一言でまとめることができます。
それは、「このトップ目でリスクを負いたくない」です。
リーチをするとでも和了れますし打点も上昇しますが、たまに追いかけリーチに放銃することもあります。
これだけリードしてるのに放銃することを、村上選手は良しとしませんでした。
この局面、打点上昇にそこまで価値はありません。誰かからリーチが来る前に和了れればそれでよし、リーチが、来たら潔くオリ。
そのバランスが、村上選手の安定感を生んでいるのでしょう。
リーチとヤミテンは基本的にリーチが強いですが、オリを考える時はヤミテンが有利になることもあり、と覚えておくといいでしょう。
そしてこの手は、すぐにリーチ宣言牌でが打たれて1300の和了となりました。


リーチしてればもっと高かったのに、と思うのではなく、オリる前に和了れて良かったという前向きな気持ちが大事です。
それでは、また!

 

渋川通信

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