白鳥翔・二つの選択 選ばれなかった役満と、まだ見ぬ優勝の行方【Mリーグ2020ファイナル観戦記5/13】担当記者:東川亮

試合後、白鳥は「岡田が強い牌を切っていてリーチが来そうだった。サクラナイツに差し引き12ptを与えるよりも最悪な未来が待っている可能性があったので、落としどころだと思った」と語っている。

たしかに、岡田は十分形のイーシャンテン。

すぐにでもリーチがかかりそうだし、何ならアガりそうだ。

白鳥はそれを察知して、岡田に高打点を決められる最悪の結末を回避する選択をした。

だが、もし白鳥がこの【4ピン】をスルーしていたらどうなっていたか。

岡田が満貫をツモ、あるいは白鳥を直撃し、ABEMASとのポイント差をさらに詰めていたかもしれない。

逆に白鳥が岡田から直撃を取り、着順アップに成功していたかもしれない。

一方で、このアガリで園田を3着に沈めたことが、後々大きな意味を持ってくるかもしれない。

選ばれなかった未来は、牌と共に卓の中央へと消えた。

何が待っていたのかはもう、誰にも分からない。

一つ言えるのは、この選択は優勝争いの行方すら左右しうるものだった、ということだ。

果たして白鳥は、正解を選べたのだろうか。

それは5/18、結果を見て判断したい。

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