【西原理恵子 & 山崎一夫】イチ鳴き後付けあわよくばホンイツへ!

いきなり目立ってしまって、ファン牌が出にくくなります。
これも重要なポイント。

切りにくくして時間稼ぎをし、その間に重ねられればラッキーです。
相手の手が勝負に見合う形まで育ったら、頼まなくても出てきます。

ファン牌が重ならない、他の役はあまりにも遠すぎるでもかまいません。
安手アガリで大物手を阻止する効果と同じことが、ドラポンでできれば儲けものです。

●オーラス僅差は仕掛ける。

アガリでの点棒のやり取りの他に、ノーテン罰符も重要です。
特にオーラスで点棒状況が競っている時は、それでトップや着順が決まることが良くあります。

1人テンパイ2人テンパイ3人テンパイのパターンがあり、その中にライバルと自分がどう位置するかのパターンもあります。

自分がアガるのが理想ですが、僅差の場合は最低条件でテンパイしなくてはいけません。
後付けテンパイはは贅沢なくらいで、形式テンパイも早めに意識すべきです。

フリーに慣れた常連さんを見てると、バラバラの手からでも仕掛けてます。
テンパイに向かう意思、あるいはテンパイ気配(ウソですが)を見せるためです。

●相手がテンパイなら自分がテンパイしても変わらない。
●変わらないのに、放銃して転落は避けたい。
というふうに思わせるためです。

 

私はこれに何回も騙されました。います。

(文:山崎一夫/イラスト:西原理恵子■初出「近代麻雀」2016年12月15日号)

●西原理恵子公式HP「鳥頭の城」⇒ http://www.toriatama.net/
●山崎一夫のブログ・twitter・Facebook・HPは「麻雀たぬ」共通です。⇒ http://mj-tanu.com/

さいばら&山崎の でかぴん麻雀入門は毎週水曜更新!!(次回は10月6日更新予定)

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