イチ鳴き後付け
あわよくばホンイツへ
●トップ率はリーチとホンイツに比例する。
フリー麻雀を半世紀近く打ち続けて来てそう思います。
大きなデータの裏付けはありませんが、あながち的外れではなさそうです。
比例すると言っても、初心者も上級者も同じように比例するワケではありません。
麻雀が上達して行く成長曲線(S字カーブ)の急上昇に転じるあたりが、一番効果的だと思います。
初心者のリーチやホンイツは上級者のカモになるリスクが多少高くなります。
逆に上級者どうしの戦いになると、リーチやホンイツは共通言語のようにあたりまえで、ゲームのかけ引きに長けた人が強い。
ここらへんは私には苦手な領域で、そういうことはあまりしないし、相手かけ引きにも無頓着です。
「しまった、ブラフだったのか」
なんて反省も多いです。
リーチとホンイツの多用は、トップ率を高めますが、ラス率も少し上昇します。
これも確かなデータがあるワケではありませんが、おそらく2着3着が減るトップラス麻雀になるでしょう。
得点と失点がの振れ幅が大きくなるので当然です。
ここがフリー麻雀必勝のポイントの一つ。
トップ賞が獲得できるチャンスは、ラスのリスクを引き受けても生かすべきです。
大雑把な目安ですが、五分の勝負なら2着確保よりも下位転落覚悟で勝負です。
最悪の結果のラスに落ちても後悔しなくていいです。
多少の反省点を検証するのはいいですが、後悔して次のチャレンジを放棄してはいけません。
私たち生き物は、痛い目に遭うと同じこととしたくなくなりますが、でもゲームやギャンブルでは損。
実際にケガするワケじゃないので、トップを狙って痛い目に遭い続けてください。
心地よい痛みとともに成果が出るようになれば、立派な
●リスクと勝利への中毒患者です。
リーチが無理そうなら、千点アガリで相手のリーチを阻止します。
安いアガリでも未然に失点を防いだことになります。
ファン牌ポンや食いタンが代表例で、ファン牌のトイツがあればイチ鳴き。
「安い手はイチ鳴きしないで、安全牌として残します」
たぬで成績のいいある女子クルーは慎重派です。
鳴いて痛い目に遭ったことが多いのかもしれませんが、私はとりあえず鳴くを奨めています。
鳴いた後に危険を感じたら、それ以上手を短くしなければ大丈夫。
手牌11枚と14枚では、さほど危険度は変わりません。
ファン牌のトイツが無いクズ手でも初牌を残して重ねる努力が大事。
運良くトイツがある時でも順鳴きにはこだわらず、後付けも選択肢に入れましょう。
危険を感じたらファン牌を鳴かなければ安全牌になります。
さてファン牌から鳴き始めたら、以外にもホンイツ牌が集まることがあります。
ホンイツに使える牌は全体の半分近くあるので当然です。
字牌は組み合わせに乏しいですが、危険に備える安全牌として別の使い方もできますからね。
ホンイツ牌のやはり半分近くは(4割)字牌で攻守自在。
麻雀は手の内は知られたくないのが一般的ですが、
●リーチはテンパイを知らせ
●ホンイツは色を知られます。
どちらも知られることによって、逆にゲームを有利に運ぶことができることが多い。
フリー雀荘の勝ち組を長年見ててそう思います。
ドラポンで役は後から
でもいい
ファン牌のイチ鳴きとバックをお奨めしましたが、別にドラがトイツである場合はどうでしょう?
ファン牌から無ければ安心ですが、その前にドラが出た場合です。
ポンしましょう。
目立つとファン牌が出て来なくなるように感じますが、フリーでは半分以上は出て来ますよ。
これもポイント。
ドラを見送ればファン牌は通常通り出て来ます。ポン。
次に残り1枚のドラは出ますか?
ザンクになりそうですよね。
こちらを基準にすると、ドラポン
後付けでアガリ確率が半分になってもいいじゃないか、ということです。
次にドラのトイツはあるものの、他がバラバラでファン牌のトイツが無い時にドラが出たらどうか?
ポンです。