この一年の経験を、
無限の可能性へと変えて
雷電ユニバースと思い描く
本田朋広の未来
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2022年3月3日
2021年10月7日(木)、

本田朋広は、のびのびとした攻撃的な麻雀を武器に、デビュー戦を勝利で飾った。
そこからはチームにとっても、そして本田にとっても、

苦しい日々が続いた。

泣いても笑っても、あと6戦。
ならば、笑って終わろうじゃないか。

先発、本田朋広は大股で卓へと向かった。
【第1試合】

東家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
南家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
西家:石橋伸洋(U-NEXT Pirates)
北家:東城りお(セガサミーフェニックス)
解説 渋川難波 実況 日吉辰哉
東3局、

本田の手が止まる。

役はタンヤオ。4枚並んでいるのはドラの。

石橋はリーチ。東城はマンズ、白鳥もアガリに来ている。
意を決した本田は、
「カン」

4枚を右に並べた。マンズを見切り、リーチに通っていない
周辺を使おうと、本田は積極策に出る。
しかし、リンシャン牌にフラれ、本田はイーシャンテンのまま変わらずに、局は進んでいく。

カメラがすかさず追ったのは、東城の表情だった。

チンイツのアガリ牌が瞬時に消滅した東城。すぐさま立て直しを図る。
次に映る、

白鳥はハンドの不利を悟って、大きくまわる。
次の手番の本田は、

あまりにも尊いを引き入れて、テンパイを果たした!
リーチの石橋の待ちは、

カンだった。
「本田のアガリだ。」
神視点で見ている我々はそう思った。
山が少なくなり、いよいよ決着かと思われたそのとき、

本田のもとにがやってきた。
残りのツモは石橋も本田も1回ずつ。