自在の押し引き!
プロに負けない稽古量と
麻雀愛をひっさげて来た
アマチュア最強位
パタ☆ロッソ
【C卓】担当記者:藤井すみれ 2021年12月11日(土)
今年もついにこの日がやってきた。
サンタの足音が聞こえてくる12月11日、麻雀最強戦2021ファイナルが幕を開けた。
まず今日の1stステージで、16名が4卓に分かれて戦い、上位2名が明日の2ndステージに進出となる。
どの卓を見てもワクワクする選手ばかり。
毎年、最強戦ファイナルを見る度に
「今年も終わりかぁ~」と感慨深い気持ちになるのは、私だけではないだろう。
皆さんはどんな1年でしたか?
筆者は、プロクイーンのベスト16で負けて、王位戦のベスト16も負けた1年でした。そう、どんなタイトル戦も最後に勝つのは1人だけ。
「負けました」「勝った〇〇さんが強かったです」「また来年出られるように頑張ります」
SNSに飛び交う敗者達のツイート。
たくさんの敗者がいるからこそ勝者が輝くのだろう。
予選に引き続きファイナルの観戦記を書かせて頂くことになり、最強戦ファンとして大変光栄に思う。
ファイナルC卓の選手はこちら。
荒正義(あら まさよし)
日本プロ麻雀連盟所属。
男子プロ歴代王者決戦優勝。
著書・獲得タイトル多数。もはや説明不要のレジェンドオブレジェンド。
リーグ戦こそB2リーグに沈んでいるが、本人も言うように「生涯現役」の69歳。
60代最後の歳に2度目の最強位を手にする事ができるか。
川原舞子(かわはら まいこ)
日本プロ麻雀連盟所属。現女流桜花。
女流チャンピオン決戦優勝。
まさにこの日の前日に女流桜花決定戦の2日目を戦っていた。
今までの麻雀人生で一番充実している時だろう。
「終わってしまうのが怖い」そう語った彼女は、物語の続きを描く事ができるだろうか。
変顔ウォッチもしていきたい。
原佑典(はら ゆうすけ)
日本プロ麻雀連盟所属。
全日本プロ選手権優勝。
数年前、指を1本上に立てる「原ポーズ」でひそかなブームを起こしたが、今は雷電ユニバースに煙たがられているかもしれない男。
予選では突然メンゼン清老頭をアガってまさかの優勝。ずるいぞ!
金本実行委員長の注目選手にも選ばれた。
「もっている男」は、最強位ももっていく事ができるのか?
パタ☆ロッソ(ぱた ろっそ)
全国アマチュア最強位。
関西では名の知れた強豪アマチュア選手だという。検索してみたところ、九州最強位の決勝や他のリーグ戦でも名前がチラホラ。これは…「競技麻雀LOVE」「麻雀大好きおじさん」「しかもかなり強い」ことは間違いないだろう。読みにもかなりの自信があるらしい。全アマチュアの☆になれるか。
そして今回の注目ポイントがもう一つ。
最近の最強戦は日吉辰哉が1日実況をつとめることが多かったが、今回はもう1人。
古橋崇志である。
連盟のリーグ戦放送ではおなじみの古橋だが、妻はこのC卓にいる川原舞子。
関連記事:【古橋さん(夫)へ】最強戦勝ちました。【文・川原舞子】
家族や恋人の対局ほど見ていて歯痒いものはないが、どのように実況していくか。
古橋の歓喜の絶叫にも期待したい。
「いざ、対決!」
中田花奈のドラの音で、対局がスタートした。