第20試合 歌衣メイカ vs Fra vs 渋谷ハジメ vs 咲乃もこ
神域リーグ第7節、1戦目ではランクA以上の選手だけの卓でレベルの高い試合が繰り広げられた。しかし、神域リーグで重要なのは出場回数と伸びしろの多いランクCやランクBの選手たちだ。
2戦目ではそんな、ランクCの選手が多い組み合わせになった。
東家スタート・歌衣メイカ(チームアトラス)
現在個人ランキング1位、チームランキングも1位。1戦目の村上監督も1位で絶好調だ。
南家スタート・Fra(チームゼウス)
個人的には神域リーグドラフトから最も麻雀が上達したのは彼だと思う。
西家スタート・渋谷ハジメ(チームヘラクレス)
チームは今不調だが、個人ランキングは2位。現在1位の歌衣選手との直接対決が実現した。
北家スタート・咲乃もこ(チームアキレス)
1戦目に引き続き連投。監督が解説席から見守っていたが、やる気もあり内容も良かったので連投になった。
咲乃選手以外がランクCの選手の組み合わせとなった。しかし、ランクCの2名が個人1位と2位。Fra選手もまだラスなしで、調子のいい選手ばかりだ。
【神域リーグ一番攻撃的な歌衣メイカ】
東1局、親番の歌衣選手はドラドラのイーシャンテン。
を切ってしまったが、の受け入れを減らしてしまう。
受け入れを見逃しがちな典型例だ。の形も同じような形での受け入れがあるので、セットで覚えたい。
テンパイしていたところに3pを引いてフリテン三面張に受けることもできる。
シャンポンを継続した。その場合、 をチーするとフリテンのない待ちになることは頭にいれておきたい。
Fra選手からドラドラの待ちリーチが入る。
さらには渋谷選手もドラドラの七対子で追いついてリーチ。
2件リーチが入り、現物がしかないが、が4枚見えており、おりることもできそう。
しかし、親でドラドラあって、おりたくない。
を押して放銃となった。
何回か、アガれそうな、選択肢もあったが、アガれず。
しかしそこで凹まず打点があればしっかり押すのは歌衣選手らしいなと感じた。
終盤でもしっかりリーチをかけたFra選手もいい選択で満貫。
【渋谷選手の手組】
イーシャンテンの渋谷選手。ここでを引いてきて考えた。
イーシャンテンを崩すを選択。
これが、チームでも大絶賛。は1枚切れているため、の受け入れは1枚しかなく、両面変化もない。また、が無くなれば平和とタンヤオに期待でき、好形率もかなりあがりそうだ。
いざとなれば仕掛けもきく。
を切って間をとるかは、巡目との相談だろう。
しかし最初にテンパイをいれたのは神域リーグ絶好調の歌衣選手。
渋谷選手もリーチをかけるも、勝ったのは歌衣選手ではやくも東発の失点を取り返した。