なんてことない8種8牌の岡田の配牌が……
7巡で11種12牌、国士無双の一向聴だ!
欲しい牌はと。
白と鳥……?
白鳥の一向聴から鳥待ちの聴牌に!
そして……
渋川ーーっ!!!!!!
余りなしの国士無双、渋川の今のうちは間に合わなかった。もちろん……
煽る煽る!
「エドウィン賞(最高打点賞)、頂きましたー!! ありがとうございましたー!!」
あまつさえ勝利宣言。
とはいえこれより高い点数なんてそうそうないのも事実……
「まだわかんないよ、国士より珍しかったらOKでしょもう」
ここにきてまさかの堀がごねる。ちなみにMリーグで国士より珍しい一般手役は槍槓、三色同刻、三槓子、混老頭の四種類。まさかこれらを狙うとでもいうのだろうか。
これで渋川は箱下6000点に。
森井監督「これ渋、-47600(渋川が持つMリーグレコード)超えるんじゃない?」
日吉「箱下40000超えたらウケるね」
白鳥「(岡田さんの和了りのあとで)かたやこの強打でメンピンですよ」
止まらない渋川への煽り。しかしクリティカルヒットを出したのはやはり長年の付き合いの堀。
けちょんけちょんである。
南3局、麻雀に戻ろう。
堀が自風のポンから発進。
役役赤までは見える手牌。2着の内川をまくるため、ここでいかに打点を見るかが腕の見せ所。
2000点の両面両面よりも、後のホンイツやトイトイを見て落とし。
内川の親番であるため、この局にマンガン以上の親被りをさせて捲っておきたい。
その意思が色濃く見えたのがこの局面。今上家から切られたをチーしての2000点聴牌を取らない。
そして切り。トイトイかホンイツに絞った。
白鳥「ちょっとはわかってますね」
なんだかんだ意見が一致する仲良しである。
「ポンですわ!」
高めハネマン聴牌までこぎつけるも……
岡田が1000点の和了りで躱す。まさに隙無し。
南4局、岡田が優勝を確固たるものにすべく、マンガン確定のリーチを掛けるも……
内川が2着確定の和了りで一回戦終了。
最早大勢は決したようにも思えるが、麻雀は最後まで何が起こるかわからない。
ここから渋川の逆転はあるのか!?
後半へ続く。