【東2局1本場】、松ヶ瀬がこの手から両面ターツを外してホンイツと一気通貫を色濃く見据える。
この選択が功を奏す。ホンイツまで染め切って、ドラをポンした瑠美から3900は4200の和了りで暫定二着目に浮上。
【東3局】、自身の親番でも
のポンから発進。ダブ
トイトイを見据えて手を進める。
松ヶ瀬パパの悠々自適なクッキングが始まるかと思われたが……
瑠美がここでドラドラのカン
聴牌。素材は十分の手牌だったが、味付けにしっくりこないといったところか。
醍醐「
切るかリーチに行きたいですね。」
作り直しか、このまま提供か。
瑠美の下した選択は……
聴牌取ってダマ！ 熟成させて味の変化を待つ一手だ！
対局前に松ヶ瀬が語った瑠美評がまさに的を射ている。解説：醍醐を唸らせる「C」の選択を見せてきた。
熟成に熟成を重ね、最終形は嬉しい嬉しい三面張。
これをツモってマンガンの和了り。再び松ヶ瀬に並び立つと……
【東4局】、松ヶ瀬との捲り合いを制して2000オール！ けた二着目に躍り出た！
【東4局1本場】
続く瑠美の親番、開いた配牌がこちら。最上級の素材とは言えないが、明確に光るものがある。
醍醐「これは仕上げ方が人によって好みでるやつですね～」
瑠美の選択は打
。手の内の
の存在をぼかしつつ、ホンイツとトイトイの両天秤。
醍醐「これから切って全部ポンするのって僕好きなんですよ。」
醍醐好みの出汁が効いているおしゃんな味付けは、狙い通りにをポンできてこの形。
こそ重ねる前に二枚切られてしまったが、ホンイツ・ホンロウ・トイトイ・ダブの倍満イーシャンテンだ。
しかしここに松ヶ瀬からのリーチ！こちらも負けじと回ってドラを重ねての聴牌、まるで煮込みに煮込んだフォン・ド・ボー。
松ヶ瀬から出た
をポン！
目に見えて
の一枚しかない聴牌だが、24000の和了りは決定打になる。まだ東場、通っている筋も少ないため
を押した！
勝負の行方は……
松ヶ瀬だ！ 瑠美からの直撃は再び二着目をまくり返すマンガンの和了り。
これで南場に突入だが、ここまで苦しいのは亜樹。いまいち素材も味もまとまらない、もどかしい展開が続いている。
勝負に行きたい南場の親番だったが……
わずか六巡で勝又に御用。親番が落ちてしまう。
残り最短三局でどう二人を捲るか、段取りと展開を考えなければならない。
そんな中迎えた【南2局】。
連荘をするとは思えない親の勝又が
ポンポンと仕掛けてドラまで切りだしていく。
亜樹・松ヶ瀬・瑠美、三者から見てもこの仕掛けは異様である。
ポンして圧を掛けるだけならともかく、勝又ののポンは明確に手牌の安牌を減らしている。安牌を減らしてなお和了りたい手牌が入っているといえよう。
しかし松ヶ瀬はドラドラ七対子の聴牌が入る。こうなれば仕方がない。勝又の手は怖いが
を押して
単騎の聴牌を取る。
この記事が気に入ったら
フォローをお願いいたします！
最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします！
