麻雀最強戦2019男子プロ代表決定戦「天使の吐息」観戦記【A卓】何度でも牌山に手を伸ばし続ける闘将・金子正輝

麻雀最強戦2019

男子プロ代表決定戦

天使の吐息【A卓】

何度でも牌山に手を伸ばし

続ける闘将・金子正輝

【B卓】担当記者:真中彰司 2019年7月13日(土)

 

最強戦プロ予選、女子プレミアトーナメントは水口美香、男子プレミアトーナメントは岩﨑真の優勝で幕を閉じた。

そして戦いは新たなステージへ。

数々の実績を残してきたレジェンドたちがしのぎを削る、プロ代表決定戦の開幕だ。

その初戦となるA卓の出場選手を紹介しよう。

(敬称略)

まずは最高位戦から、

”ねこさん”こと金子正輝!!

バラエティ豊かな表情で視聴者を楽しませてくれる金子だが、実は最強戦ファイナルには出場したことが無い。

「今年こそは」63歳にしてなおAリーグに君臨し続けるレジェンドが、未だ見ぬ境地を目指して出陣する。

 

続いてプロ協会から、

”ファンタジスタ”こと鈴木達也!!

昨年のプロ代表決定戦では見事に優勝するも、ファイナルA卓では漫画家・片山まさゆきに敗れる結果となった。

カメラの前では内気だが、牌を握ればその手は七色に光り輝く。RTDトーナメントでもお馴染みの”ラーメン屋・おたつ”が、ファイナルへ向けて再び開店!

 

3人目は最高位戦から、

”リーチ超人”こと村上淳!!

昨年はファイナル出場こそ逃したが、Mリーグでは赤坂ドリブンズとして園田賢鈴木たろうと共に初代王者に輝いた。

いつも心にリーチ棒。初代王者の誇りを背負い、リッチリッチと攻めまくる!

 

そして、4人目はプロ連盟より、

”麻雀閻魔”こと前原雄大!!

2017年・2018年の最強戦ファイナルには鳳凰位として出場したが、それぞれ馬場裕一と片山まさゆきに敗れた。

プロ代表決定戦には久々の出場。伝家の宝刀・ガラクタリーチを携えて、今日も貪欲に勝利へと突き進む。

 

東場

まずは親の達也が仕掛ける。

ドラ対子で愚形が多いため、をポンして5800を狙いに行った。

このポンを受けて、上家の村上はここから達也の現物切り。

「あの面前派の達也がを1鳴き。間違いなくドラ対子以上はある。」

完全ガード態勢で、達也にキー牌を鳴かせない。

達也の手が思うように進まない間に、前原が追いついた。

平和のみだが、当然のリーチ。

の切り順で、待ちは盲点となりやすい。

ここに飛び込んだのは金子。

自身も一盃口で5200以上が確定していたため、切りで勝負に出た。

幸いにも裏は乗らずに2000点。

東2局は村上が元気よく「りっち!!」とリーチをかける。

世界中の元気を集めてアガリ牌をツモりに行く。

これはツモれず流局。

元気玉を作るにはまだパワーが足りなかったようだ。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀戦術シリーズ 新刊情報/