炎の微笑
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2023年9月21日
第1回戦
東家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
南家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
西家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
木曜日にして、今季初戦となる麻雀格闘倶楽部。
なぜそのようなことになるのかというと、今年から9チームになったことで、週1回しか試合のないチームが必ず出るからだ。
例えば来週は、
BEASTとサクラナイツが一度だけの登場となる。
最初は、選手も我々も勘が狂いそうなものだ。
しかし、選手負担ということを考えると、ゆったりとしたローテーションはいいのかもしれない。
ただでさえ、大人気で多忙なMリーガー。長いシーズンを出来るだけ良いコンディションで戦い抜いて欲しいと願う。
さて、KONAMIに話を戻そう。
この日、先発予定は寿人だったが、体調不良のため変更となっていた。(こういったときにも、もし試合間が空いていれば、じっくりと療養することが出来よう。)
代わって先発に抜擢されたのは、
去年のMVP、伊達朱里紗。
入場では、
去年まで恒例となっていた、触覚ヘアをかき分ける仕草が見られなかった。
髪型が違うと言えばそれまでかもしれないが、まとっていた落ち着きあるオーラとともに、「なんだか違うぞ」という雰囲気が感じられた。
東1局、伊達の親番。
4巡目に注目だ。
伊達はここから、
打とした。
を残したのは、
両脇がを切っているからだ。
伊達は冷静に場を見つめ、アガりやすいブロックを求めていったのだった。
次巡、
を引き入れ、即リーチへと踏み切る。
この局は、
日向との2件リーチの末、流局となった。
続く東1局1本場。
3巡目の選択が素晴らしい。
この牌姿から、
伊達は、
を切っていった。
これは「高打点ルートを全て残す」手役派の極みとも言える一打である。
は123三色、は一通、は前述の三色とドラ受け、そしてはダブ。
の二度受けを嫌いつつ、「ターツ」を払い切る。そうすることで次にも打てるので、そのスペースにもう一枚安全牌や有効牌が持てるのも利点だ。
焦らず、ゆったりと構え、親番での一撃を狙う。
続いて、
ここではを字牌よりも先打ち。
理由は、