試合後の裏インタビューにて
かなり厳しかったと語る醍醐。
表情だけでも分かる程、渋い顔で語った後悔の1局がある。
東3局
「リーチのみの手組はほぼしない」
醍醐がよく口にしている言葉だ。
上記の手は
を切れば受け入れ最大の手組となるが、
醍醐は
切りとした。
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の部分でもう1メンツを作る構想で
次は
のㇳイツでタンヤオピンフ系の手を見ている。
次巡、持ってきたのは唯一の裏目にあたる
であった。
醍醐のスタイルからしてみたら
切りの1択であるのだろうが、
ビハインドを負っている赤1枚のこの手、
引きでピンフのテンパイ、ドラの
も使える。
「テンパイを逃すのが罪」
という局面でもある為、本人はかなり悔やんでいた。
テンパイ逃しをした瞬間に大介からツモ切られたこの
を捉えることが出来ていたかもしれない。
しかし醍醐はたらればなど口にしない。
今日の負けを噛みしめ見返し、次の試合の準備を始めているだろう。
不死鳥の目の炎が少しだけ強まった秋の夜。

最高位戦日本プロ麻雀協会46期前期。九州在住のプロ雀士。
麻雀と愛猫(ピンフ)を愛してやまない。嫁の小言にはベタオリ気味。
著書:最高位戦コラムFACES
Twitter:@aktk0207
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