醍醐大に立ちはだかる壁【Mリーグ2023-24観戦記 10/16】担当記者 #徳岡明信

試合後の裏インタビューにて
かなり厳しかったと語る醍醐。
表情だけでも分かる程、渋い顔で語った後悔の1局がある。

東3局
「リーチのみの手組はほぼしない」
醍醐がよく口にしている言葉だ。

上記の手は【4ソウ】を切れば受け入れ最大の手組となるが、

醍醐は【9マン】切りとした。
【4ソウ】【5ソウ】【5ソウ】【6ソウ】の部分でもう1メンツを作る構想で
次は【1マン】のㇳイツでタンヤオピンフ系の手を見ている。

次巡、持ってきたのは唯一の裏目にあたる【7マン】であった。
醍醐のスタイルからしてみたら【9マン】切りの1択であるのだろうが、
ビハインドを負っている赤1枚のこの手、
【7マン】引きでピンフのテンパイ、ドラの【2ソウ】も使える。
「テンパイを逃すのが罪」
という局面でもある為、本人はかなり悔やんでいた。

テンパイ逃しをした瞬間に大介からツモ切られたこの【6ピン】を捉えることが出来ていたかもしれない。

しかし醍醐はたらればなど口にしない。
今日の負けを噛みしめ見返し、次の試合の準備を始めているだろう。

不死鳥の目の炎が少しだけ強まった秋の夜。

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