8月22日、Mリーグスポンサーである朝日新聞の東京本社において、小学生を対象にした「コロコロカップ争奪!Mリーグ 夏休み小学生麻雀大会2024」が開催された。本イベントはこれで3回目の開催となり、今回は昨年を超える160名以上の応募の中から抽選で選ばれた、小学1年生から6年生まで36名の子どもたちが保護者同伴で参加し、小学生同士で麻雀を楽しんだ。
本イベントには、勝又健志(EX風林火山)、日向藍子(渋谷ABEMAS)、中田花奈(BEAST Japanext)、醍醐大(セガサミーフェニックス)の4名が参加。全自動卓を初めて使う子も少なくないとのことで、最初は全自動卓の使い方やマナーなどを指導し、いよいよ対局へ。
本番の対局では、小学生たちによる東風戦4回戦を実施。年齢・性別を問わずいろいろな子と対戦できる組み合わせとなっており、リーチに対応しながら打ち回す子、しっかりと手役を作ってアガりきる子など、大人顔負けの対局が各所で繰り広げられていた。また、対局の合間には子どもたち同士で会話をする様子も。Mリーガーたちはそんな子どもたちを見守りながら、時には点数計算などについてサポートやアドバイスをしたりするなど、麻雀を通じての交流がいろいろなところで図られる姿もあった。
川崎市から来た瑞原明奈(U-NEXT Pirates)のファンという小学4年生の女の子は、小学生麻雀大会には初参加で「年の差が大きい人と打つよりも楽しかった」とのこと。普段はスクールに通っているそうで、親御さんも「興味が薄れていないのでうれしいですし、応援しています」と話していた。
また、群馬県から来たという小学5年生の男の子は、お父さんの影響で麻雀をはじめ、今は自宅でおじいちゃんやお兄さんも含めて卓を囲むこともあるそうで「みんな強かったし、難しかったけど楽しかった。Mリーガーの人にも点数とかを教えてもらいました」とリアルMリーガーとの接点を振り返っていた。
大会後は質問コーナーも設けられ、小学生からの質問にMリーガーが真摯に回答。最後には表彰式と記念撮影の時間が設けられ、イベントは今年も盛況の内に終了した。
本イベントは年々規模が大きくなり、麻雀の盛り上がりが世代を超えて広がっていることが感じられる。麻雀は計算能力やコミュニケーション能力、論理的思考力の向上などに役立つ効果が期待されるだけに、このようなイベントを通じて、これからもさらに麻雀の面白さが世の中に伝わっていくことを期待したい。
「去年も参加させてもらっていましたけど、今年も小学生のみんなが楽しそうに麻雀をしてくれていて、めちゃくちゃうれしいです。難しい点数申告も間違えずスムーズに行ったり、オーラスの逆転条件を考えて打ったりしているような上手な子もたくさんいて、いいなと思って見ていました。Mリーグを見てくれている子もいっぱいいますし、見ている子たちに『将来Mリーガーになりたい』と思ってもらえるようなプレーを心掛けて頑張っていきたいです」
「子ども向けのイベントはずっと参加させていただいていますけど、上手な子がどんどん増えていますね。卓に慣れている子が多いですし、リアルも含めて打っているんだと思います。一昨日は大阪に行っていて、そこでは4歳から打っているという子が、6歳ですごくちゃんと打てていましたし、今日来ている1年生の子もしっかり打っていました。応募も100件以上きて倍率も高いそうなので、できればもっとたくさんの卓を並べてやりたいです。今伸びているからこそ、さらに広がればいいなと思っています」
「みんなすごくしっかり打っていて、見ていて楽しかったです。こんなにみんな理解しているんだとビックリしましたし、3人きょうだいで参加している子もいて、もう卓が埋められるじゃないですか、それはいいなと思いました。子どもたちが『楽しかった!』『見て、こんな手だよ!』とかうれしそうに話しているのを見て、大人も子どもも麻雀のうれしさは一緒なんだなと思いました」
「小学生向けのレッスンとかはやったことがありますけど、大会は初めてです。覚えたての子から上手な子までさまざまで、後ろで見ていて違和感のない子もいました。子どもたちには麻雀を楽しんでもらうことが一番だと思うので、接するときにはとにかく褒めることを意識しています。見守る感じで、非常に癒されました」