連戦の松本吉弘に、またも襲い掛かる苦難-
遥かなる2着への道程
文・髙倉拓馬【火曜担当ライター】2024年10月1日
第2試合

第一試合は悔しいラスとなってしまった。リザーバの白鳥、監督からの「行ってこい」という言葉を受け、第二試合にも出場。
しかしこの半荘も苦難が続く。
東1局

をカンしている松本。安全牌として残した
に
がくっつき、リャンメン選択。
、
、
、どれも待ちごろではあるが、マンズを打っていくことで安全度を確保しながら進行することができるので、打
を選択した。

そこに親の茅森から先制リーチが入る。待ちは。ピンフドラ2で打点十分。

一発目にやってきたのは前巡に払ったの両面。
ラスを引いた矢先、すぐに裏目…とも思えてしまうが、

一度安全牌のを打ち、茅森の当たり牌
を吸収してリーチ。
ピンズのどちらかを選択していたら安全に押し返すこともできなかったし、一発で放銃の未来もあったかもしれない。

立直時には松本のは5山だったが、他者に流れて1山に。そして無情にも入り目の
、そして茅森の当たり牌の
がもう一度来てしまう…。

松本の顔が歪む。松本の目線からでも茅森のは薄い。自分の
には自信がある。勝算がある勝負だと思っていたはずだけに、この放銃は厳しい。
東2局

点数を取り返したい松本の元に、ドラ3の手牌が入り、使い切る打として進めていくが…

瑠美からピンフドラ1のリーチが入り、

同巡に仲林からも、ドラ1のリーチが入り、

さらにその仲林の宣言牌をチーして茅森も三色赤1のテンパイ。

一気に3者に囲まれた松本。ドラ4の超高打点の手にはなったが、ここから押してもアガリは全く見込めない。3者に通りそうな牌を丁寧に見極め、打として迂回する。
松本は第一試合無念のラススタートとなり連戦での出場。東1局で親の満貫を放銃して暗雲立ち込めるこの状況だが、苦しくとも思考は崩れない。
東3局でも、

仲林のドラポン、
最終手出しで
テンパイした河に対して、

フリテンではあるがリャンメンでテンパイする松本。
中筋でを打つ選択もあるが、冷静に打
で撤退。

を引いてテンパイし返す。同巡に
が通ったので安全にテンパイが取れる形。
ここもかかることなく、冷静に、テンパイを取り切った。
南1局
ここまで耐えしのいだ松本にチャンス手が入る。


茅森が勝負手になりを放つ。
すかさず松本はポン。

この松本の河、テンパイ率は分からずともかなりホンイツに見える。ダブを鳴いているので最低満貫から。威圧感がありそうだが、
