堀慎吾、破竹の個人4連勝
〜荒れた展開を仕留めた1局
文・千嶋辰治【金曜担当ライター】2024年10月18日
第2試合
東家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
南家:堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
西家:中田花奈(BEAST X)
北家:渡辺太(赤坂ドリブンズ)
このゲームの点数状況がグラフにされたものだが、東場は高打点の応酬。
さながらホームラン競争のような長打の打ち合いは観ていて圧巻の一言。
まずは、そのアガリの数々をご覧いただきたい。
東1局、太の追っかけリーチを振り切った中田、3,000-6,000のツモアガリ。
東2局では堀が醍醐から12,000、
続く東2局1本場では醍醐が中田から12,000を討ち取って失地回復。
さらに東3局は太が2,000-4,000ツモ。
その太が自身の親番で中田から12,000を直撃。
ご覧のとおり、ここまで全てのアガリが各プレイヤーの勝負手。
それがことごとく決まり続けていた。
そして、お気づきかもしれないがそれらに全て赤ドラが組み込まれている。
赤ドラ入りのルールは荒れやすい… とは言われているが、それにしてもこんなに勝負手が決まり続けているのも珍しい。
荒れたゲーム展開を仕留めたのは堀。
今シーズン5戦4勝。
さらに現在個人3連勝中で勢いに乗る堀が、技ありの一撃を決めた。
南2局。ドラは。
太、堀、醍醐が2,900点差にひしめく大混戦。
親番の堀がこの配牌を手にした。
門前で仕上がると大量リードにつながりそうな手牌。
この点差だと、タンヤオに向かって仕掛けて5,800+αのアガリも捨てがたい。
名手、堀。この手をどう捌くのかと観ていると…
2巡目、浮いていたドラのがトイツになってドラが4枚に。
ここはマンズのペンチャンを払っていく。
ふとっしーの食い下げたのも面白いし解説も面白すぎる
勝又さん選手公式解説お願い筆頭です
磨きかかってるでしょこれ
ここまで誰かをベタ褒めするのもなんなんですけど、俺も解説する身だからほんとに思います。
これは誰もちょっとできないぞ— 須田良規🌗 (@Suda_Yoshiki) October 18, 2024
近代麻雀noteでもお馴染み、堀慎吾選手研究家の第一人者である須田良規プロをしてベタ褒めの勝又が朗々と局面を解説していく。