ファイナルの時間帯へ──── 希望を背負った黒沢咲【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/17 第2試合】担当記者 坪川義昭

しかし、ここは伊達がカリテンのカン【8マン】をツモアガリ。
300-500で大きな点棒移動がないまま、局が消化されていく。

南2局

ピンフのテンパイを入れた黒沢が先制リーチ。
満足な手牌とは言えないが、先手ならばリーチの一手である。

押し返しを図る伊達が、弩級のイーシャンテンになった。
こうなれば、真っ直ぐに勝負を挑んでくるだろう。

親番の亜樹が、ドラ3のイーシャンテンで【1ソウ】を掴んだ。
これだけの接戦となると、裏ドラ1枚でも大きなアガリである。

南3局

親番を迎えた黒沢が、5巡目にテンパイを入れた。
三色の出来損ないだが、リーチを打たない理由もない。
しかし、ここで一旦ヤミテンにするのが黒沢流。

1巡だけ回して、ツモ切りリーチを発動させる。
待ちが悪そうな印象を与えるが、だとしても親リーチには変わり無い。
生半可な手牌で、舐めてはかかれないのだ。

ここに真っ向から立ち向かったのは伊達。
無筋を連打し、追っかけリーチと出た。

【5ソウ】の引っ掛け効果は失われたが、園田にもドラ雀頭のテンパイが入った。
溢れ出す【2ソウ】を捉えた黒沢が7,700点を直撃し、頭一つ抜け出した。

南4局

2巡目にして、亜樹が満貫のテンパイ。
園田から直撃で2着逆転である。

しかし、ここまで出番のなかった伊達にも恐ろしい手が入った。
親番で3巡目に、四暗刻のイーシャンテンだ。

一枚目を見送るような、温室育ちの麻雀とは無縁のポンテンを入れる。
非常にドライで、素晴らしい選択だ。

4枚目のドラを引いた亜樹が【6ピン】をアンカンする。


伊達には嬉しく無い、待ちの【4ソウ】がドラ表示に捲れた。

【1マン】がフリテンになっているが、3メンチャンであればリーチだ。
ツモれば園田を逆転である。

しかし、亜樹と伊達のアガリ牌が脇に流れてしまい、流局を迎えた。

続く1本場は、亜樹が3着確保のアガリを決めて、試合は終了。
接戦をモノにした黒沢がトップを奪取し、TEAM雷電のポイントは200pの大台を突破した。

ファイナル進出を争う山場は、もっと先にあるだろう。
しかし、今年のTEAM雷電ならば必ず突破してくれるはずだ。
間も無くファイナル進出への時間帯へと、突入するのだから────。

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