寿人の胸中はどうだったのだろう。前原の面影が脳裏に映っていたのだろうか。
「見ていてくれましたか」。そんな問いかけが、私には聞こえた気がした。
結果は次の通りである。
1着 寿人 +80.4
2着 黒沢 +1.7
3着 白鳥 ▲24.4
4着 園田 ▲57.7
今シーズン5勝目。KONAMI麻雀格闘倶楽部はプラス300台に乗せ、首位のサクラナイツに肉薄する。
序盤にして早くも二強という構図が見えてきた。赤坂ドリブンズ、渋谷ABEMAS、TEAM雷電は、中団の混戦である。
この日の寿人は、最後の1枚、いわゆるラス牌を3回もツモった。前原と一緒にツモっていたのだろうか。もちろん偶然だ。でも、そう信じたくなる日がある。命日、メモリアルデー、大事な日に勝つ。それが佐々木寿人という男だ。
総帥の口癖が、天国から聞こえてきそうだ。
「しゃおらああ!」
前原、ありがとう。あなたが見つけてくれた男の麻雀を、今日も私たちは見ることができた。

麻雀歴30年。創設以来のMリーグファン。
麻雀界の深掘り考察をnoteで発信中。
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