麻雀IQ160超の競演!? 朝倉康心、6本の無筋を越えて【Mリーグ2026-27 観戦記 11/3 第2試合(麻雀ch)】担当記者 カイエ

誰もが、自分が一番手だと確信していたのではないだろうか。
観戦していた私も、誰かがツモるたびに「えっ!」だとか「おっ!」だとか声が出てしまっていた4巡であった。

例えるならこれは、往年の格闘技イベント「PRIDE」におけるヒョードルVSノゲイラやミルコ・クロコップらの超ハイレベルな攻撃の応酬を見ているかのよう。
あるいはF1の、音速に迫るスピード感。
はたまたドラゴンボールにおける最強クラス同士の空中での超速の攻防。
すべて例えが古く年齢がバレそうではあるが、そんなことを気にしている余裕もなく、

同巡に下石がメンホンをテンパイするのであった。
カン【2ピン】は出アガリ6400/ツモって満貫。ここはダマ。

ナンナンダコヤツラ。
まさに麻雀IQ700超えの競演、いや、戦争だ。

さらに下石の待ちが広がる。

堀もチンイツのイーシャンテン。
果たしてテンパイでの【赤5マン】切り勝負はあるのか??

しかし、ロン牌を掴んでしまったのは親の朝倉だった。
というか、すでに勝又の待ちの【7ソウ】 も、ほとんど発射台にあった。
どちらでも放銃では、厳しい。

メンホンのみの6400点だが、平たい点数状況の中、全員のチャンス手を蹴ったのは途轍もなく大きい。

南4局

オーラス。下石の6巡目。
カン【6ソウ】 を引き入れ、広いイーシャンテン。

日吉「ブラボーだね!」
土田「ブラボーだけど、この先、大変ね。リャンメンから入っちゃうと」

お馴染み「土日」コンビの実況&解説でお送りしている本局。
この2人、時に適当な放言で笑い合い、漫才もかくやというそのやりとりが安定の人気を誇る名物コンビだが、とにかく「予言」が好きで、しかも半分くらいの精度でそれが当たってしまうのが厄介なところ。言い得ではあるし、個人的にも嫌いじゃあない。

数秒後、ラス親の堀がドラの【9マン】を引き入れ、先制リーチ。
またしても、まだ7巡目という高速展開だ。

同巡、下石。
テンパイ。だが、土田の「予言」通りである。

(土田「この先」・・・)

(土田「大変ね。リャンメンから入っちゃうと」・・・)

堀「ロン 12000」
リーチ・一発・ピンフ・ドラの親の満貫放銃は、下石、痛恨。

南4局1本場

下石と朝倉は500点差のラス回避争い。積み棒込みで、あってないような差だ。
勝又は、ハネ満ツモで堀をマクってトップ。

堀の配牌が良い。ここで更に加点をすると勝又の条件がさらに厳しくなり、いわゆる「王様タイム」に突入できる。

ここで堀は、敢えて【西】のトイツ落としを(主に勝又に)見せつけた。
堀は、2着目である勝又には満貫までなら打てる。
その勝又は3着と離れた2着安泰の今のポジションなら、多少のリスクを追ってでもトップ争いに参加できる。

そうした心理の中、親の堀が早々に【西】のトイツ落としを見せてきたのである。

堀(心の声)「ほら、勝又さん。【西】のトイオトだよ。そんなに強引なハネツモ狙いができるのかい?」

結果的には堀のテンパイはまずはタンヤオのみとなったが、

すぐに「右」側の勝又から【6ピン】が出て、2000は2300点の「デバサイ」直撃。
次局の勝又からのハネ満ツモ条件も粉砕し、地味ながら勝ちを確信したと堀は語った。

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