ぜひ、Mリーグの解説をしてほしい。
そこで萩原聖人の思考を知りたい。
いまTEAM雷電はファイナルシリーズ、優勝決定戦のボーダーにいる。
優勝決定戦になれば、条件が変わり、気持ちも変わるだろう。
今年のプロ野球で日本一を獲った福岡ソフトバンクホークス。そのMVPに輝いた甲斐拓也捕手は打率143、本塁打0本だが6連続捕殺でホークスの力となった。萩原プロにも特化した力がある。萩原キャノン、萩原バズーカがある。
あともうひとつ。
もしTEAM雷電に萩原じゃなくて別のプロだったら、もっと上にいっていたのではないか、と考える人もいるだろう。
それは違う。
この3人だからTEAM雷電であり、このメンバーでなかったら、瀬戸熊も黒沢も今の位置にいないだろう。
なぜなら、
「雷電の麻雀は、面白いですよ」
Mリーグ最強のキャッチコピーを作ったのは、萩原聖人だからだ。
この言葉は、日を増すごとに重くなり、価値は上がっていく。
このセリフをヒーローインタビューで聞く時が、楽しみでしかたがない。
この気持ちは萩原ファンも、アンチ萩原も同じ気持ちだろう。
みんな、萩原聖人を見ている。
だから、萩原聖人はここにいるのだ。
花崎圭司(はなさきけいじ)
放送作家・小説家・シナリオライター。映画化になった二階堂亜樹の半生を描いた漫画「aki」(竹書房刊)の脚本を担当。
(C)AbemaTV
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