熱論!Mリーグ【Fri】
ポーズは焦っても
勝負は焦らない!近藤誠一の
「大局観」が3者を制す
文・危険な鬼太郎【金曜担当ライター】2019年11月22日
先日放送されていた熱闘Mリーグを見て見ると、なんと小学生が麻雀を打っている場面を見た。かなり場慣れしており、この段階でプロのレベルまで到達している子もきっといる事だろうと思う。
私は2~3年前にようやく麻雀を勉強し始めたばかりなので、小学生に麻雀を、雀力を抜かれるのが少し怖くもあり、それが楽しみだと感じる。
2回戦
東1局1本場
内川幸太郎がをリャンメンチー。
手順マエストロと言われているほど、メンゼンでの手作りが上手い内川がリャンメンチー。
はて…?と思われた視聴者さんもいると思われるが、迷った時には河を見ればいい。大体答えが書いてある。
場には4枚切れ。にも期待にしくい。
このターツはドラや字牌よりも急所の牌なのは間違いない。
見逃さない男、内川。
さらにもポンできて高目3900のテンパイ。凄く実入りが良い手になった。
さりとてその反撃も近藤誠一が許さず、リーチツモドラ4のどでかい跳満をお見舞いした。
内川の仕掛けに屈せず、攻め返し、自分の手が出来たら攻める。麻雀の基本でもあり、近藤が一番大切にしているところだと感じた。
東2局
親番の近藤が難しい選択。
この手牌。意外と切る牌の候補が多く、人によって切る牌が全く違う何切る問題によくありそうな問題だ。ホンイツも七対子もある選択だらけの手牌。
しかし、近藤が切る牌は決まっている。
ここは一択しかない。この一打で七対子とメンホン。どっちも観る事が出来る大きな一打だ。実に近藤らしい貪欲な進行ではないだろうか?
あと、一つ言っておくと、ピンズはとあるが、どれから切っても良いわけじゃない。
捨て牌を観ると、内川と鈴木たろうの捨て牌にはが捨ててある。しかもたろうのは若干早い巡目に捨ててある。
速い巡目にを切っているときはと持っているケースが若干あって、が山にいるかもしれない。だからは一応まだ切ってはいけない。細かいけども。
東3局1本場
たろうがありあわせカンチー。
結構無理やりな仕掛けに見えるかもしれないが、実はさしてそうでもない。この手牌はマンガンが見えている。
を鳴くか重ねるかして、ドラのを引くか?それともやを重ねての役役ホンイツコースもある。
確かに牌を絞られるケースも多々あるが、まだ序盤。牌を絞ったらアガれないし、テンパイは出来ない。何牌かは字牌やマンズを切ってくれるはず。
字牌は絞られても端牌のは鳴きやすい。ポンだ。
あとはドラを引くかを暗刻にするか、じっくりとツモに聞けばいい。それだけの巡目はたっぷりと残っている。
しかし、ここは内川にマンズで待たれて、ピンフツモ赤ドラドラの4100オール!
1回戦ラスの内川も熱く燃える。
続く東3局2本場。
親番の内川がダブをポン!ここで、との聴テンパイを入れる。で12000点の勝負手だ。
たろうも速度を合わせるためにチー!
ここでカンのテンパイを取る。引きや、引きなどで好打点変化もたくさんある。も内川には危険牌だが、まだテンパイしているかもわからないし、危険牌の数も多い。
たろうが上家のチーせずツモる。
この手牌。カンで食い延ばしのチーをすればカンから待ちのリャンメンテンパイになることにはなるが、が自分の目から3枚見え。そう待ちの強さは変わらないし、切るも危険牌。
さらにこの手牌にはよりも劇的な変化が待っている。
それがこの引き。カンやだと待ちが弱くてたまらないが、この待ちは待ちが強い!
二階堂亜樹からのリーチをドラ3のリーチを貰う物の、
たろうが競り勝つ。
をチーせずを引いての素晴らしいアガリに見えたが、どうだろうか。それにしても打点が少ない。500-1000程度じゃなくて、1000-2000ぐらいは上げたいほどだ。