熱論!Mリーグ【Fri】
職人・萩原聖人の手作り
ちょい悪リーチの滝沢和典
朝倉康心の芸術的形テン
岡田紗佳の打点意識
4人が創り出すMリーグ劇場
文・masasio【金曜担当ライター】2020年2月7日
2月に入り、各チーム残り試合も20戦を切った。
上位6チームへの生き残りをかけた闘いもあとわずか。
ファンの皆さんも、スマホやパソコンの前で一喜一憂されていることと思う。
気になる1戦目の組み合わせはこちら
1戦目
東家 朝倉康心(U-NEXTパイレーツ)
今日2月7日はMリーグ公式パブリックビューイングの開催日だ。
大勢のファンが一つの会場に集まって、大画面で試合を観戦する光景はまさに圧巻。
スマホやパソコンとは一味違った興奮が味わえるイベントだ。
筆者も一度参加させていただいたことがあるが、とにかく「熱気がすごい」という一言に尽きる。
一牌ツモるごとにどよめき、歓声が上がる空間。
華金の仕事帰りにふらっと麻雀観戦―
そんな未来もそう遠くないかもしれない。
さて、1戦目はパブリックビューイング開催日にふさわしく、非常に見どころが多い試合だった。
各選手の持ち味が良く出ていたのでハイライトで紹介したいと思う。
①これぞチーム雷電!!
萩原聖人の手作り!!
東2局
親番の萩原、配牌はこちら。
はっきりと123の三色が見える。三色といえば萩原、萩原といえば三色。
の先切りなどはせず、おとなしく切り。
を重ねて孤立しているを切る。
後々アガりやすくなるようにかを切る手もあっただけに、少々意外な選択だ。
2枚目のが切られるが、目もくれずスルー。
こんな不安定で安い仕掛けはしない。
メンゼンといえば萩原、萩原といえばメンゼンだ。
が重なった! これは嬉しいツモ。赤が使えるようになり、打点が上がった。
が2枚切れているので三色を狙うなら切りが手広い。
ところが萩原は切り。を切ってしまうと守備力が心もとない。
親とはいえ目いっぱいに構えず、安全度を重視してチートイツもみていく。
を引き入れてリャンシャンテン。一見不要なを引いて手が止まる。は朝倉の現物だが他二人には通っていない。安全牌候補というわけではなさそうだ。結局ツモ切ったが、チートイツを強くみていることが良く分かる。
を引いて切り。
が2枚切れでも1枚切れているためこの部分がネックになっていた。
ようやく苦しい部分が解消されて少しアガリがみえてきたか?