熱論!Mリーグ【Fri】
これぞTEAM雷電の麻雀!
卓上も卓外も黒沢咲の
サプライズは止まらない
文・危険な鬼太郎/2020年2月7日
私はMリーグを観る際は、コメント欄と一緒に麻雀を観るようにしている。すると自分が気づけなかったことをコメントしている人がいるので、結構為になる。
コメント欄で人気なのはやっぱりTEAM雷電の黒沢咲だ。それも容姿や所作についての話題などではなく、雀風のコメントが多い。
黒沢の麻雀の長所と短所を書きながら、2戦目を書いていきたい。
2戦目
南家 小林剛(U-NEXTパイレーツ)
東1局
南家の小林が軽やかに1枚目のをポン!
1枚目でかつこの巡目でのポンだと、守備力が下がってさらに愚形。さらに手が安い。鳴かない人もいるだろうが、小林は絶対に役牌は見逃さない。
確かに守備力は下がっているが、ドラのをと振り返る事が出来ればあっという間に3900の手牌になるし、も引けたのならばあっという間にマンガンまで見込める手になる。
勝負手になると同時に、相手の勝負手を流せるかもしれない手かもしれない。
小林がチー!
ここはを打って筋の待ちのテンパイ。ソウズの情報は全く出ておらず、が1枚切れている情報しかない。
もちろん、からのリャンカンの打ちは普通に相手から想像される待ちだが、相手が絶対止めれるわけではない。勝負手が入っていれば普通に出る。
沢崎がテンパイ。
345の三色崩れのカンでのヤミテン。ドラ表示牌がだからと言っても、自分の手はリーチを打てば5200以上は確定。
かなり欲張りの麻雀を打っている沢崎はお構いなく、リーチを打つかと思ったがヤミテン。
ドラの引きやを引いての打点向上見ている、さらに欲張りな手を打った。
しかし沢崎お得意のツモ切りリーチ!
何の事は無く、沢崎はもうこの手牌に手替わりは無いと見た。を引いて345になったとしてもが来なければ意味がないし、ドラのを持ってきたとしても、その際に出るが小林に対するロン牌かもしれない。
普通はドラ表のカンでこの巡目でリーチを打つとアガれない。そう思い、リーチ棒の千点を出すのが馬鹿らしく思うが、沢崎はお構いなくリーチ。
小林のような緻密な麻雀を打つタイプにとってみれば、千点という点数は大事なものだが、沢崎のような強引な麻雀を好むタイプにとってみれば千点なんてどうでもいい。
そのような流局に見えた。
東2局は黒沢が
・一盃口ドラドラのマンガンを滝沢からアガった。黒沢にはドラの雀頭の手牌が本当に多い。
東3局
またもや黒沢がテンパイ。
単騎の七対子にも取れたが、ここはとのシャンポンでのリーチ!
自分の河が変則なので、初牌のよりもと1枚切れのの方が出アガれる確率は高いと思ったのだ。
親番では絶対に降りない男、沢崎がポン!
まず、沢崎に取ってみれば、自分が親番で手牌がドラドラ。これだけで降りない事は確定だ。
は黒沢の筋で、それらを落としていけばバックやを落としてのタンヤオドラドラの移行まで見込める。安全牌候補のがあるからこそ、沢崎は余裕で仕掛けられたのだろう。
仕掛け慣れている沢崎らしい柔軟なポンだ。
だが、
タンヤオ移行兼、2枚落とせる中を切るとこれが黒沢にロン!
リーチ・一盃口・中の5200の放銃は沢崎には堪えるか…。
東4局
小林がを序盤からポン!