オーラスまさかの
三倍満、役満テンパイ!
滝沢和典、激闘を制して
ファイナル初進出!
麻雀最強戦2020
最強の麻雀戦術本プロ決戦
【決勝卓】担当記者:東川亮 2020年5月10日(日)
「麻雀最強戦2020 最強の麻雀戦術本プロ決戦」、決勝はMリーガー4人の対決となった。
A卓1位、勝又健志。
「麻雀IQ220」の名に恥じない、終始安定した戦いぶりで決勝卓に進出した。
A卓2位、滝沢和典。
EX風林火山の盟友、勝又とともに、こちらもあぶなげなく決勝卓へ。
B卓1位、朝倉康心。
B卓では東1局の親番で役満・大四喜を出アガリ。
ド派手な一撃を決めた後は要所を締め、1位で決勝卓へと名乗りを上げた。
B卓2位、白鳥翔。
朝倉が大きく抜け出した後の2位争いをしぶとく制して決勝卓へ。
この中から12月に行われるファイナルへ進めるのは、優勝した一人のみ。
リーグとは違う一発勝負、緊張感にも独特のものがあるだろう。
東家:朝倉 南家:勝又 西家:白鳥 北家:滝沢
流局で迎えた東1局1本場。
9巡目、白鳥はこの手牌から、白鳥はペンターツを残す選択。
678の三色が見える形だが、他家がソーズを早い段階で切り出しており、がまだ残っているとにらんだか。
白鳥の読み通り、は朝倉にトイツで入っていた以外の2枚は山。
それを16巡目に引き入れ待ちの平和テンパイを入れると、すぐに勝又から3900は4200を出アガリ。
巡目も深く、ツモれる可能性も薄くなっていることから、「アガれない8000よりアガれる3900」を選択した格好だ。
白鳥は次局にも8000を滝沢から打ち取り、まずは一歩抜け出すことに成功した。
東3局、白鳥の親番。
ここで滝沢が興味深い選択を見せる。
のターツができる。
しかしは4巡目に切っており、フリテン。
滝沢はここでフリテンターツを残した。
に感触があったのだろう。
その後10巡目にテンパイをすると、躊躇なくフリテンリーチ。
なんとこれを高目で一発ツモ!
意志のある選択で3000-6000をツモアガリ、一気に白鳥へ肉薄した。
そして迎えた東4局の親番、滝沢は4巡目リーチで勝又から3900を打ち取りトップに立つと、
次局では端に寄った手牌にツモがかみ合い、高目平和ジュンチャン三色のテンパイに。