幸せの始まりは
地獄への入り口…⁉︎
結婚残酷物語編スタート!
【仲林圭のゲスコラム】
VOL.16
こんばんは。本日もキンマウェブの時間がやってきた。コロナに関して言えば、そろそろ東京の感染者数も少なくなってきているので、緊急事態宣言の解除も目の前まで来ているのではないだろうか。とは言え、麻雀店などは密な空間であるため、なかなか厳しい状況は続くだろう。何が言いたいかというと、何を言いたいか自分でも分からずこの話をし始めたということだ。オチもいい話もないので、ここらへんでコロナの話は終わらせよう。
さて、コロナ太りでめちゃくちゃ太った仲林はストイックにダイエットに励んでいる。ほぼ毎日筋トレをしているし、たまに走っている。最近は雨が多いので走るのをやめているが、めんどくさいからやめてるわけではない。いや、少しその気持ちはある。ジョギングはすごくつらいのだ。肺が破裂するかと思うくらいに辛い。サボり癖のある仲林にはなかなかきついものがあるが、100日後に小島よしおさんになるために仲林は努力は怠らない。ちなみに現在のお腹はこれだ。
心なしか先週よりお腹がへっこんでいるように見える。見えないかもしれないが、痩せたと言って欲しい。言ってもらえたら頑張れる。甘やかされて育ってきた、承認欲求の塊である仲林なのだから、褒められれば伸びる。みんなよろしく頼む。
さて、また昔話に戻って行こう。
結婚した仲林は幸せの絶頂だった。それはそれは色々な人に幸せを振りまいていたものだった。とある人には幸せ過ぎて辛いとLINEを送ったりしていた。とんでもなくうざい男だ。
それから仲林達は結婚式をあげることにした。嫁も麻雀プロをやりながら、普通の仕事をしていたため、会社用の結婚式と麻雀プロ用の結婚式を用意した。めちゃくちゃお金がかかったが、それはしょうがない。
麻雀プロ用の結婚式にはMリーガーの多井隆晴さんや堀慎吾、もちろん俺たちの吉田光太も参加してくれた。
麻雀プロ用の結婚式は人前式で行ったのだが、その際、光太さんには結婚の証明書にサインをしてもらい、仲林夫婦の証人になっていただいた。
そして、披露宴パーティーで光太さんからお祝いのお言葉を頂戴した。お祝いのお言葉が終わると、司会をしていた橘哲也プロにマイクが渡った。そして、こう続けた。
「ありがとうございました。それでは歌っていただきましょう、吉田光太で『街』」
仲林達はイタズラを仕掛けていた。吉田光太プロの持ち歌であるSophiaの『街』という歌を勝手に流し、勝手に歌わせたのだ。戸惑いながら歌詞がわからないと言う光太さんに、携帯で歌詞カードを見せて歌ってもらった。会場は爆笑の渦に巻かれれた。動画もあるのだが、光太さんの名誉のために今回は伏せておこうと思う。まるで麻雀界の松岡充と言っても過言ではないほどに、大衆が吉田を見る目は尊敬の眼差しに包まれていた。
次に用意していたのは、新郎友人によるダンスの余興だった。会場は暗闇に包まれ、音楽とともに新郎新婦の席の後ろにあったカーテンがゆっくりと開く。そこには5人の麻雀プロが佇んでいた。音楽に合わせて、飛び出してくる5名。仲林圭、木原浩一、武中進、浅見真紀、上野あいみの5名。後は動画を見ていただきたい。
これが実際の動画だ。
https://youtu.be/Yy43ZQdBGpk
このダンスをするために仕事が終わった後、5人でスタジオを借りて集まり、猛特訓をした。初日に木原さんが振り付けを一つも覚えてなかった事に、浅見さんが大激怒したのもいい思い出だった。まるで高校時代の部活を思い出すような体験であった。あのおじいちゃんと呼ばれている木原プロがこんなにも踊れているのは、陰の努力の賜物だっただろう。本当に4人には感謝をしている。
そんな全く堅苦しくない、楽しい結婚式も終わり、仲林夫婦の新しい結婚生活は始まった。毎日まりちゃんのために仕事をし、土日は麻雀プロの対局などをしていた。始発で行って終電で帰るという非常に体力的にはキツかったものの、充実した毎日を過ごしていた。
仲林はついに部署で年間MVPを獲得し、3年目に入る頃には年収も倍ぐらいにまでもらえるようになった。嫁も会社員の仕事が辛いということで、やめさせて麻雀店でアルバイトをするようになっていた。
そんなある日、仲林が終電で帰ってくるとまりちゃんの姿がなかった。バイト先の人と飲んでるのかなと思い、あまり疑いもせず疲れていたのでそのまま眠りについた。
しかしながら朝起きるとまりちゃんの姿はそこにはなかったのだ。仲林はまりちゃんに連絡をするが、LINEは既読にならない。何度も電話をするが全く電話にも出なかった。これはおかしい。仲林は最悪のケースを考えたが、そんなことあるわけがないと自分に言い聞かせ仕事に向かった。内心はいてもたってもいられなかった。結局まりちゃんからの連絡はLINEで一通、漫画喫茶で寝ていたという一言が来ただけだった。
この出来事はこれから始まる地獄の序章にすぎなかった。
日本プロ麻雀協会所属。主なタイトルは第10期雀竜位、第7回オータムチャレンジカップ優勝。麻雀界きってのゲス雀士として賛否両論を巻き起こしながらも前向きに活躍中。
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