新連載!麻雀番組の基本知識を0から教えます。
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Q1
Mリーグって何?
A1
2018年10月に開幕した、チーム戦の麻雀リーグです。各チームが3名から4名のプロ雀士と契約しています。約半年間にわたるリーグ戦全試合がAbemaで生放送されます。
●Mリーグ参加チーム一覧
赤坂ドリブンズ(博報堂DYメディアパートナーズ)
EX風林火山(テレビ朝日)
渋谷ABEMAS(サイバーエージェント)
KONAMI麻雀格闘倶楽部(コナミアミューズメント)
U-NEXT Pirates(U-NEXT)
セガサミーフェニックス(セガサミーグループ)
TEAM RAIDEN/雷電(電通)
KADOKAWAサクラナイツ(KADOKAWA)※2019シーズンより参加
●ユニフォーム着用
Mリーグはこれまでの競技麻雀タイトル戦と違い、チーム戦であることが大きな特徴です。また、麻雀の頭脳スポーツ化を目指しており、他の団体スポーツと同様に、試合の際にはユニフォームを着用することを義務付けています。
●ドラフト会議
Mリーグではプロ野球と同じようにドラフト会議を行います。チームが契約したいプロ雀士をドラフト会議で指名し、交渉権を得て契約に至るという仕組みになっており、ドラフト会議そのものがファンの楽しみのひとつになっています。
●各チームに女性選手が最低1名
2019年度から「各チームに最低1名は女性選手を所属させなければならない」という新ルールが制定されました。
Q2
Mリーグドラフト会議って何?
A2
Mリーグの各チームが選手と契約する権利を得るための会議です。
●2018年度ドラフト会議
Mリーグ開幕にあたって、参加7チームで行いました。全チームが1巡ごとに指名を行い、被った場合は抽選というルールで行われましたが、最後の3巡目に鈴木たろうプロが被るまでは重複は一切ありませんでした。
●2018年度指名選手一覧※左から巡に指名
赤坂ドリブンズ(園田賢/村上淳/鈴木たろう)
EX風林火山(二階堂亜樹/滝沢和典/勝又健志)
渋谷ABEMAS(多井隆晴/白鳥翔/松本吉弘)
KONAMI麻雀格闘倶楽部(佐々木寿人/高宮まり/前原雄大)
U-NEXT Pirates(小林剛/朝倉康心/石橋伸洋)
セガサミーフェニックス(魚谷侑未/近藤誠一/茅森早香)
TEAM RAIDEN/雷電(萩原聖人/瀬戸熊直樹/黒沢咲)
●2018年度のサプライズ指名
指名選手発表順がドリブンズからだったので、最初に名前が出たのが園田プロでしたが、当時園田プロはあまり知名度の高くない選手でした。が、シーズン中に大活躍し、チームを優勝に導き、指名が間違いでなかったことを証明しました。
また、フェニックスの魚谷プロの1位指名も会場をザワつかせました。というのも、魚谷プロはKONAMIの対戦型麻雀ゲーム「麻雀格闘倶楽部」に出演しており、フェニックスのオーナー企業であるセガサミーは対戦型麻雀ゲーム「MJ」を運営していて、いわゆるライバル関係にあるからです。
魚谷プロも2019シーズン終盤、役満を2回アガるなど大活躍でチームをファイナル進出に導きましたので、やはりドラフト1位指名は正解だったと言えるでしょう。
Q3
Mリーグにはなぜ女性選手枠があるの?
A3
初年度から女性選手を獲得したチームが複数あり、彼女たちの活躍が目覚ましく、また、ファンの人気を集めたことから「各チーム最低1名は女性選手を所属させる」というリーグ全体のレギュレーションができました。
●黎明期のMリーグ
Mリーグは発足したばかりです。プロ麻雀界の歴史は50年近くになりますが、企業が抱えるチーム戦という形式は始まったばかりであり、これから少しずつレギュレーションやルールが変化していくでしょう。今は試行錯誤の時期であり、毎年のこういった変化が楽しめるのも、今この時代に見ているファンの特権ではないでしょうか。
●2019年度ドラフト会議
2019年度開幕前に「女性最低1人」ルールができたことにより「1チーム4名まで所属させられる」というルールに変更されました(2018年度は3名まで)。また、KADOKAWAサクラナイツが新規参入したことによって、ドラフト会議はこの年も注目されました。
まずはサクラナイツが3名の選手を指名し、その後、昨シーズン成績下位チームから順に指名を行いました。
結果、以下の選手が新たにMリーガーとなりました。
KADOKAWAサクラナイツ:内川幸太郎/岡田紗佳/沢崎誠
セガサミーフェニックス:和久津晶
U-NEXT Pirates:瑞原明奈
KONAMI麻雀格闘倶楽部:藤崎智
渋谷ABEMAS:日向藍子
赤坂ドリブンズ:丸山奏子
※その他チームは指名なし
●2019年度のサプライズ指名
この年もサプライズ指名がありました。若手中心のMリーグにおいてサクラナイツが大ベテランの沢崎プロを指名しましたが、レギュラーシーズンで+234.3ポイントを稼ぐなどチームのファイナル進出に大いに貢献しました。
また、プロ麻雀界のタイトル戦で優勝経験のない岡田プロ、瑞原プロ、丸山プロが指名され話題を呼びました。
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