「天才すぎる」
の異名にふさわしい!
混沌を生き抜く茅森早香の
冷静な立ち回り
文・ZERO【火曜担当ライター】2020年10月20日
1回戦
東家 茅森早香(セガサミーフェニックス)
南家 堀慎吾(KADOKAWAサクラナイツ)
西家 前原雄大(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
おう、ワイや。ホリや。1週間ご無沙汰だったな。
3年目のシーズンにワイがいるかどうかで全然違ったんちゃうん?
全く同じメンツで始まっていたらと思うとゾッとするよな。
ほなヒーローのワイは、今夜もサクッとトップ獲って帰りまっか。
黒沢のワンツーパンチが入る
東1局
黒沢1000・2000
東2局、堀の親
黒沢3000・6000
ちょちょ…!ワイの親が開幕10秒くらいで流れてまうんかい!
それにしても、あの赤をよーさん持っとるセレブと3戦連続で同卓しているんだけど、雷電の戦略かいな?
茅森のキャッチフレーズ
東3局
茅森がここからポン↓
実はその直前に打たれていたとをスルーしている。
その時はまだ4トイツだった↓
ここから見切り発車でポンする人も多いのではないか。
トイトイダッシュー!なんて。
しかし茅森は上家から出たということもあり、目の前のツモを見て方向性が定まってからポンしても遅くないと判断したのだろう。
「天才すぎるオンナ雀士」
というキャッチフレーズはいかがなものかと私は思う。
「天才」が「頭良すぎる」という意味でもあり、二重表現である。そこかい。
しかし、この日の茅森はそのフレーズがふさわしく思えるくらい冴え渡っていた。
前原の親リーの直後に1300・2600↓
堀の強欲思考
東4局
防戦一方の堀は、ここからを切った↓
おや…?と思った。
これまでの2戦、堀は字牌を切ってブクブクに構えるスタイルだったのに、ブロック不足のこの手でを切ったのだ。これはどのような心境の変化だろう。
今日は赤もドラも一切こないし、アカンわ。
あまりにも不可解だったので、もう一度牌図を見てみる↓
たしかに黒沢(対面)の捨て牌は不穏だし、茅森(上家)の捨て牌は役牌からまっすぐきていて早そうだ。そこに対しての守備力…いや違う!
堀がを切った理由は、弱気でも守備力でもなんでもない。
次にが重なった時…