その時、魂が震えた。
究極のスプリント戦、
最後はトルネードツモが
一閃!
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2023年1月26日
第1試合
東家:瀬戸熊直樹(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:高宮まり(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:勝又健志(EX風林火山)
オーラスを迎えるまで、全7局。そのうち流局は4回を数えた。
最高打点は3900。
息が詰まる、タイトな試合。最後に笑うのは誰か。
南4局。各者、願いとともに配牌を開ける。
親番の勝又、
悪くない。タンヤオを本線にアガリを見据える。
南家の瀬戸熊、
ダブのトイツこそあれ、他が悪すぎる。
ソウズもマンズもホンイツでいけるように、ここは打。
続いては魚谷、
メンツが1つ。数字の並び方もいい。
自風のが思い切りよく飛んでいく。
最後に高宮、
こちらも厳しい。
しかし、テンパイを入れないと着落ちの可能性もある。ここはストレートに打とした。
4巡目を迎える段階で手が伸びたのは、
瀬戸熊だった。
、と引いて345の三色が狙えるリャンシャンテンに。
4人のうち、イーシャンテンに一番乗りしたのは、
魚谷であった。
引いたのは絶好の!
さらに、
次巡を引いて目一杯に。
直近3戦、悪夢の3連ラスを引いている魚谷。7位のフェニックスと自分自身を押し上げることが出来るか。
7巡目に入った。
勝又はこの形。
スッと切っているが、打はイーシャンテンからリャンシャンテンへと戻す選択だ。
役無し愚形で目一杯に構えることはしない。受け駒を残しつつ、タンヤオでの役アリテンパイを目指す。
瀬戸熊は、
待望のドラを引き入れた!
穴ぼこだらけだった配牌とは、まるで別の手だ。
ダブ赤ドラの満貫なら、高宮や勝又からの出アガリ、もしくはツモで2着となる。ポンもある構えだ。345三色でのハネマンとの両睨み。
魚谷は、
ツモ切りが続く。