君は無敵のタイタンに
なれるのか。
──竹内元太・検定に
挑戦しよう──
文・小林正和【金曜担当ライター】2024年10月18日
第1試合
東家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
南家:鈴木大介(BEAST X)
西家:竹内元太(セガサミーフェニックス)
北家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
全チームがレギュラーシーズンの1/6となる16半荘を打ち終え、迎えた本日の予選20日目・第1試合。
解説
勝又健志
「凄かったですね。ほんっとに! 同卓じゃなくて良かったなぁて思います(笑)」
実況・解説席からは和やかな笑いが溢れる程の内容となった今スタッツがこちら。
目を見張るのは、やはり何といっても鈴木たろうの欄だろう。得点推移でもその様相が読み取れる。
3副露、愚形、のみ手という“がむしゃらさ”や
目先のシャンテンに捉われない“欲張り打法”を含む、リーチ回数5回・和了8回・放銃に至っては0回という圧巻の数字。
一方で、より多くのリーチを放った内川を大きく沈めると、アガリに貪欲な大介に関しては一度もそれを許さない。
正に“たろうらしい”+100Pオーバーのパーフェクト・ゲーム、文句なく今シーズンの最高スコアであった。
そんなゼウスの神がかった選択の中、一人おとなしいスコアで難を逃れた選手が存在していたので紹介しよう。
「25,000点持ち25,000点終了。」
それは某アニメの主人公を彷彿とさせるような負けない麻雀…
今シーズンから新天地に足を踏み入れた192cmの大型ルーキーは
デビューから2連勝を含む4戦全連対とMリーグの舞台を席巻している。
その名は…
「竹内元太」
そして、人は彼の事をこう呼んでいた。
「無敵のタイタン」と。
今回の観戦記では、その負けない“無敵さ”にスポットライトを当てながら、何を選択した? 問題として進めて行くとする。
皆さんはいくつ当てられるかな。
それでは元太ワールドの旅へlet’s go‼︎
〜無敵のタイタンへの道〜
竹内元太・検定───厳選5問───
【第1問】 元太レベル★★★☆☆
東1局
ドラの両面ターツ含みに役牌トイツと開局早々のチャンス手。そこに4枚目のがやって来た所…。さて元太は何を選択した?
① ②暗槓 ③ツモ切り
【解答・解説】
A.③ツモ切り
元太
「後手を踏むイメージでした。また役牌の重なりも視野に入れてましたので槓も(4枚目を)ホールドする選択肢もありませんでしたね。」