「誰も太を止められないのか?」
東4局で渡辺太が初ファイナルへ突っ走る!
【決勝卓】担当記者:ヘシキアツシ 2025年8月30日(土)
解説の朝倉康心は、決勝戦の注目ポイントについてこう語った。

「基本的には4人とも攻撃力が高いと思うんですよね。誰が抜け出して、その抜け出した人をどうマークするのか。そんな闘いが見られそうですね」
Mリーガー最強決戦の決勝戦は、まさにその言葉通りの展開を見せることになる。


「TEAM RAIEN/雷電」に所属する本田朋広。
A卓では、終始トップを守り抜いて勝ち上がってきた。決勝戦も逃げ切って勝ってしまうのか注目だ。

続いてA卓を2位で勝ち抜いてきた「EX風林火山」所属の勝又健志。
鈴木たろうの追い上げをしのいで勝ち抜いた、その知略あふれる麻雀で決勝戦を勝利したいところである。

自身2度目の麻雀最強戦で、初のファイナル進出を狙っている。
B卓をトップで勝ち抜いた勢いで、一気に勝利を手にしたいところだ。

B卓では、最後の最後で伊達朱里紗をまくって勝ち進んできた。
決勝戦でも、賢者の麻雀でファイナルへ駒を進めることができるだろか。
この決勝戦を見ていた人は、驚いたに違いない。
先ほどの朝倉の言葉は、もはや予言に近いものになっていたからだ。

東1局、東2局と本田が連続してハネ満をアガり、独走態勢に入ったのである。
2位との差は、その時点で既に33000点。
誰もが、このまま本田が突っ走っていくに違いないと思ったことだろう。
しかし、ここで思い出して欲しい。
誰かが抜け出したあとに、「その人をどうマークするのか」という言葉が続いていたことを。
東3局。

東3局の当初は、流れは自風牌の、場風牌の
を連続してポンした勝又にあるかに思われた。
しかし、本田を追撃する男は勝又ではなかった。
ジリジリと手を作っていた太が、7巡目で1シャンテン。
その後も確実に手牌を育てていき、テンパイしてリーチを掛ける。

一方の勝又は、太よりも早くテンパイしていたものの、なかなかアガれない状況が続いていた。
そんな状況の勝又を尻目に、この局を制したのは太。

をツモって、リーチツモドラドラの満貫をアガる。
そして、ここから太が怒涛の攻撃を仕掛けていく。
東4局2本場。
太の親番となった東4局は、前局でアガリを競った太と勝又がテンパイで流局。
東4局1本場は、太が2600は2700オールでアガり、本田の背中をとらえる状況にまで持ち込んだ。

大きな流れを呼び込みそうな東4局2本場。
太は配牌時、既に1シャンテンで、上々の立ち上がりを見せた。

その次に良さそうなのは園田だが、実況の日吉が言った「小3ぐらいの夢はある」の言葉のとおり、打点こそ見えるものの太ほど良い手は来ていない。
