雷電の頼れるヒーロー
本田朋広 逆境を楽しむ心
文・後藤哲冶【月曜担当ライター】2026年3月9日
Mリーグレギュラーシーズン最終盤。
TEAM 雷電の状況は、まさに瀬戸際と言って良い。
セミファイナル進出ラインは6位まで。
現状の雷電は7位だが、その6位である渋谷ABEMASまでは僅かに17.9pt。
もうこんなものはほぼ並びと言って差し支えない。
残り試合は10を切ってきた。
終盤戦の重苦しい雰囲気がMリーグスタジオを包み込んでいる。
しかしある男は、こんな状況を「慣れている」と言った。
TEAM 雷電本田朋広だ。
たしかに雷電は何度も何度も、このレギュラーシーズンを通過できるかどうかの戦いをしてきた。
この逆境ごと楽しんで。
本田朋広が不敵な笑みを浮かべて、東家の席へ腰を下ろした。
第1試合
東家:本田朋広(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:鈴木大介(BEAST X)
西家:伊達朱里紗(KONAMI麻雀格闘倶楽部)
北家:逢川恵夢(EARTH JETS)
東1局は流局で東1局1本場。
親番の本田に良い手が入った。
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が対子、それだけでホンイツには十分行けそうな手牌。
を鳴いた後、次のツモ牌で持ってきたのはなんと
。
これで字牌の対子が4組。
ここで本田が選んだ打牌が。
だった。
もう字牌の対子4対子で残るブロックは1つだけ。
それならば、ソーズが埋まってもピンズが埋まってもどちらのホンイツにも向かうことができるため、ここでは相手目線色を絞らせないために
を切った。
細かいが丁寧な一打。
しかし先にテンパイを入れたのは大介だった。
カン
を引き入れて、
単騎のリーチを敢行。
逢川がこの手から
や
を勝負したのが結果的に大介をリーチまで導いた。
正直自身の手はこれらの通っていない字牌を切るには全く値しないが、ここで手をこまねいていると、雷電の本田に対して全員がオリる局になりかねない。
そうなるのを嫌った打牌に見えた。
しかし本田も追いつく。ドラの
を引いて、これで
の方なら18000の大物手。
は2枚山に残っていた。
これを引き勝った本田。
6000オールの強烈な一撃で、この半荘をリードしていく展開に。
東3局1本場
ここからの本田の局回しは冷静だった。
親の伊達が
をポンしているこの状況。早くも
、
という牌が余ってきているここで本田は。















