熱論!Mリーグ【FS第22節】
思いっきり腕を振る!
高宮まりが勝ち取った
「有終の美」
文・masasio【FS第22節担当ライター】2019年3月31日
桜の花がほころび始める一方、Mリーグはいよいよ最終日を迎えた。
昨年10月に始まったMリーグも、早いもので最終日。
Mリーグ初代王者に輝くのはどのチームか!?
Mリーグは順位によって賞金額が変わっている。
優勝 5000万円
準優勝 2000万円
3位 1000万円
4位 なし
従来の競技麻雀だと、「優勝しか価値がない」という状況もみられた。
また、順位によって賞金が変わる場合でも、それがいくらの差なのかが分からないという状況もあった。
それがMリーグではこのように金額が明示されるようになった。
これは大きな進歩だと思う。
もちろんこの賞金の振り分けが最善かどうかは別問題だが、見ている側からすると非常に分かりやすくなった。
また選手側からしても、目標がはっきりしているので最後まで目的をもって打つことができる。
もし仮に優勝しか意味がないとしたら―
残り3試合、3位アベマズと4位格闘倶楽部は、無理に役満を狙うなど、かなりいびつな麻雀を打たなければいけなくなってしまう。
見ている側、選手側、両方にとって良い環境になってきている。
さて、以上を踏まえて、残り3試合の展望だが、まず3位アベマズと4位格闘倶楽部は3位争いだ。
1000万円か賞金なし。
この差はただの1000万円以上に大きいように感じる。
せっかくファイナルステージに進んでも賞金無しでは格好がつかない。
そして優勝争いだが、2位風林火山と首位ドリブンズの差は300ポイント。
トップラスで、順位点だけで80ポイント変わるため、トップラス3回プラス素点でどうかといったところ。かなり厳しい条件だが3位との差が550ポイント以上あって、逆転されることはよっぽどなさそうだ。
少々無理してもトップを狙ってくるだろう。
全員の思惑が絡む中、3月31日1回戦の模様をお伝えします。
東1局
高宮の手がいい
2巡目に早くもイーシャンテン。
ここからドラのを切った。
自然なのは1枚切れのだが重なればホンイツだ。
見切りよくドラを切っていく。
すると・・・
狙い通りピンズが伸びてホンイツのテンパイ。
イッツーがあるのでダマでハネマン確定だが、巡目も早く、ピンズの下は他家が切っていて山に残っていそうなのもあって、思い切りよくリーチ!
そしてすぐに・・
ツモアガリ。
格闘倶楽部らしい積極的なリーチで大きくリードを果たす。
続いて東2局
親番の亜樹
倍満はツモられたものの村上がラス目になったので悪い気はしていないだろう。