熱論!Mリーグ【Thu】
Mリーグの花咲かじいさん!
沢崎誠が挨拶代わりに見せた
”マムシワールド”
文・真中彰司【木曜担当ライター】2019年10月3日
時は水曜日にさかのぼる。
「高宮さん、初トップおめでとう!」
「初参戦のサクラナイツ、楽しみだな~」
そんな声がツイッターのタイムラインに溢れ、当然次の試合が楽しみになる。
しかし、ここで深刻な問題が発生した。
…そう、水曜日はMリーグの対局が無いのだ!
これぞ水曜日名物、
Mリーグロス!/(^o^)\ナンテコッタイ
というわけで、待ちに待った木曜日。
本日は初登場選手が2人という予告がされていた。
まずはパイレーツ・瑞原明奈。
「みかん太」のHNで天鳳は最高九段。先月のプリンセスリーグでも優勝している、人気急上昇中の選手だ。
そしてもう1人は、
日本プロ麻雀連盟のA1リーグで長年活躍しており、十段位・麻雀マスターズ・最強位など獲得タイトルも多数。粘りの麻雀で”マムシ”と恐れられている大ベテランだ。
瑞原の活躍は別記事で掲載されているので、そちらをご覧いただきたい。
その打ち筋は変幻自在! 女海賊・瑞原明奈、初航海は視界良好‼︎【熱論!Mリーグ】
さて、大ベテランである沢崎なのだが、Abemaの放送対局への出演回数はこれまであまり多くない。そのため視聴者にとって、打ち筋は謎に包まれた部分も多い。
今回はその引き出しの一端を垣間見てみよう。
1戦目
東4局1本場
この局は親の瑞原が先行。
ポン、チーであっという間に12000のテンパイを入れた。
しかし、そこに怯まず噛みついたのが沢崎。
その表情は実に飄々としつつ、冷静に卓上を見つめている。
「この親に立ち向かえるのは私しかいないでしょう?」
瑞原と真っ向勝負の構えだ。
瑞原も無筋を押して応戦したが、数巡後に沢崎がを力強く引き寄せた。
しかし、南3局での満貫放銃が響き、オーラスは手堅く2着確保に回った。
沢崎のMリーグデビュー戦は2着。
第1試合だけを見ると、沢崎はやや門前寄りで、場合によっては鳴きも使うという、非常にオーソドックスな印象を受けた。
しかし驚くなかれ、この日の沢崎はサクラナイツ初の連投。
そして沢崎は我々に、先程とはまた違う
”マムシワールド”を魅せてくれた。
第2試合
東3局1本場
早々にドラを打ち出し、ホンイツに向かって手を進めていく。
そこに親の萩原がをツモ切るが…
沢崎はこのをスルー。