パイレーツ・オブ・Mリーグ/最後のサイボーグ~冷静な男・小林剛~【熱論!Mリーグ】担当記者:真中彰司

しっかり裏も乗せて8000点のアガリ。

(゜ー゜)「コレハ イシバシノ ブン」

魚谷の国士無双を親被りしてしまった、石橋の分を取り返した。

しかし、なかなか順風満帆とはいかせてくれない。

麻雀格闘倶楽部・藤崎が小林の行く手を阻む。

東3局

迎えた親番、小林はをポンして打

リーグトップの副露率(34.3%)を駆使し、軽快に立ち回る。

を重ね、トイトイまで見える手になってきた。

からのチー!なんて現実主義なチーだろうか。

某セレブなら絶対に鳴かない。

というか某セレブであればすら鳴いていない可能性が非常に高い。

(゜ー゜)「コノ手は 1500テン。 ダガ マダ シゴト アル」

しかし、小林は単に早いテンパイを取るだけの打ち手ではなかった。

藤崎から出たをポンして待ち替え!

これはなかなか出来ないが、非常に合理的な鳴き。

のポンでが出やすくなる

を引いてピンズの両面待ちにできる

どちらにせよペンよりはかなりアガりやすくなる。

これが藤崎の落としにジャストミート。

1500点ながら、藤崎の入りのチャンス手を見事に潰した。

(゜ー゜)「コレハ アサクラノ ブン」

アガれない12000点よりも、アガれる1500点。

どこまでも堅実な選手、それが小林だ。

たとえ2軒リーチに対してピンフ・ドラ3の満貫をテンパイしても…

(゜ー゜)ハ ムリダ。 ケイテンモ キビシイ」

形式テンパイも厳しいと判断し、現物のを抜いて降りる。

アガリが見込めなければ、絶対に危険を冒さない。

東4局3本場

供託が2本、そして手牌には赤が2枚。

再び小林にチャンスが訪れた。

しかし、今回選んだのは受け入れ最大でない。その意図は…

このツモ。を残したことにより、一気通貫が見えてきた。

が2度受けの形になるが、小林にとってはチーすれば問題なし。

一気通貫・赤赤の3900点でも、供託と本場で6800点の収入になる。

(゜ー゜)「キョウタク ホシイ ナケル手 サイコウ」

片アガリでも鳴く構えだったが、そのまま門前でテンパイ。

待ちのペンは残り1枚で厳しかったが、いとも簡単にツモった。

(゜ー゜)「コレハ ミズハラノ ブン」

チームメイトの無念を晴らすかのようにアガリ倒していく小林。

南3局

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