神々に挑め!
ルイス・キャミ―、
最終戦任された大怪盗は
楽しむ心の体現者
レギュラーシーズン最終戦。
チームゼウスは、苦しい状況に置かれていた。
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最下位に低迷していたグラディウスが、エース朝陽にいなの大活躍で猛チャージ。
最終戦を前にしてゼウスがなんと最下位転落。このまま行くと、ゼウスはセミファイナルで姿を消すことになってしまう。
更に悪いことに、この最終戦、ゼウス以外の3チームは監督であるトッププロが打つことが確定していた。
対して、ゼウスの監督たろうは、もう出場枠を使い切っている。
まさに窮地と言えるそんな状況。
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それでも、ゼウスの楽屋に、暗い雰囲気は一切なかった。
最終戦を任されたのは、ルイス・キャミ―。
そんなルイスに対して、チームメイトの天宮と桜から可愛い応援が飛んでいた。
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「いっちゃん大好き!」「愛してるよ!」
対監督3人戦で4着になってしまった姉桜凛月の仇をとるべく。そしてチームの窮地を救うべく。
ルイスの挑戦が始まった。
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第30試合
東家 渋川難波 (チームグラディウス)
南家 松本吉弘 (チームヘラクレス)
西家 ルイス・キャミー(チームゼウス)
北家 村上淳 (チームアトラス)
東1局
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監督3人を相手にしても、ルイスが臆することはなかった。
形には不安が残るこの牌姿から、ルイスは白を仕掛けていく。
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果敢に仕掛けて、1000点のアガリ。この半荘最初のアガリを、ルイスがモノにする。
東2局も、ルイスは迷わず踏み込んでいく。
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最初からが4枚あったルイスの配牌。
上家に座る松本からが出ると。
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これをカン。手牌は鳴かないとアガリには遠そうなので、から強気に大明カン。
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「三槓子いきます~?」
ここでも暗カン。カンはドラを増やすリスクはあるが、他家からすればプレッシャーになる。
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「私は今心にメイカちゃんを宿してる!」
昨年はチームメイトとして見ていた。監督3人相手にも全く臆することなく攻め込んだ歌衣メイカの姿を。
その攻撃的な麻雀を体現するように、ルイスも立ち向かっていく。
カンの8000点テンパイだ。
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しかしここは冷静にダマテンを入れていた渋川のツモアガリ。
2000、4000でトップをグラディウスに奪われてしまう。
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東3局はリーチ対決を松本が制し、2000、4000の加点。
放銃は無くとも、ツモられでじわじわとルイスの点棒が減っていく。
東4局
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親の村上からリーチが入るが、ルイスもタンヤオでまとまっていて悪くない。
ここから、1枚切れのを打つと。
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「ずんたんひどいよ!」
これが村上のリーチに当たってしまう。
2000点と打点こそ低いが、当たり牌のを掴まされているのが嫌な感じだ。