小林剛、
クールな頭脳と
トップ取りへの熱い執念!!
精密機械の如きテンパイ取り、
繋いだ親番で逆転トップ!!
プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2019」の89日目第1戦は、小林剛(U-NEXTPirates)がトップを獲得。
試合は、開局からバイマン・ハネマンとツモった瀬戸熊を日向と小林が追う展開となる。東ラスで日向がハネマンツモで瀬戸熊に親被らせると、小林は南場の親で連荘してついに逆転。オーラスは日向が2着を確保して試合終了。パイレーツが生き残りをかけた、超貴重なトップをものにした。
1回戦の対局者は、KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎、渋谷ABEMAS・日向藍子、TEAM雷電・瀬戸熊直樹、そして小林。
東1局、瀬戸熊がリーチ・一発・ツモ・ドラ1・赤1・ウラ3の4000・8000を決め、東3局にはチートイツ・ドラ2・赤1の手をツモって3000・6000。瀬戸熊が大量リードを築く。
しかし東4局1本場、日向が反撃に出る。リーチ・ツモ・ピンフ・ドラ1・赤2・ウラ1のハネマンを瀬戸熊に親被らせる。
南2局は小林の親番。しかし先制したのは内川。タンヤオ・ピンフ・赤1・高めサンショクの待ち。親を落とせない小林は無筋を押してゆき、17巡目にチートイツをテンパイして流局、瀬戸熊の1人ノーテンで小林が親番の維持に成功。
同1本場、小林が3巡目にをチー。そして12巡目の手牌が次の通り。
チー ツモ小林の河にソーズはが2枚と・が切られている。小林はこのを少考してツモ切る。マンガンが確定するのになぜ? 小林は「(生牌の)は瀬戸熊さんか日向さんに危険と感じた」と語ったが、実際にははすべて牌山の中。
そして小林の上家の内川が、小林の現物のを切るとチーしてテンパイ。
14巡目、タンヤオ・ドラ2の待ちでテンパイしていた瀬戸熊の元に、初めましてのが訪れる。小林がを見せなかったことにより、瀬戸熊はここでオリを選択せざるを得なくなり、小林の1人テンパイで流局。またも親番維持に成功。
同2本場はリーチ・ツモの1000オールでさらに連荘すると、3本場はソーズ染めの内川に、ドラそばのを切って果敢にリーチ。結果は見事ツモアガリ。タンヤオ・ピンフ・ツモの2600オール。このアガリでついに瀬戸熊を逆転。
オーラスは、日向が2着確保の2000点をアガッて試合終了。
小林がパイレーツの生き残りをかけた、重い勝利を手にした。
勝利者インタビューで小林は「ラスだとほぼ終わっちゃうくらいのところだったので、今日1・2着か1・3着くらいでないと、最終日に捲くられちゃうんじゃないかと思ってたので、いつもよりトップを重視して安手にならないようにしました」と語った。
【Result】
1着 小林剛・パイレーツ 3万6600点/+56.6
2着 日向藍子・ABEMAS 3万2200点/+12.2
3着 瀬戸熊直樹・雷電 2万0000点/▲20.0
4着 内川幸太郎・サクラナイツ 1万1200点/▲48.8
【Total】
1位 セガサミーフェニックス +486.3(88/90)
2位 渋谷ABEMAS +205.5(89/90)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +151.9(88/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +46.8(89/90)
5位 TEAM雷電 ▲33.3(89/90)
6位 U-NEXT Pirates ▲179.1(89/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲215.2(88/90)
8位 EX風林火山 ▲482.9(88/90)
「大和証券 Mリーグ2019」
3月6日の対戦は
サクラナイツvsABEMASvs雷電vsPiratesキャスト
KADOKAWAサクラナイツ
渋谷ABEMAS
TEAM RAIDEN / 雷電
U-NEXT Pirates
実況:松嶋桃
解説:渋川難波
レポーター:松本圭世(C) M.LEAGUE
大和証券Mリーグ2019 KADOKAWAサクラナイツvs渋谷ABEMASvsTEAM RAIDEN/雷電vsU-NEXT Pirates