舞姫が見せたアガリの乱舞!二階堂亜樹が内川幸太郎と共に決勝卓進出 麻雀最強戦2020「最強『M』トーナメント」観戦記【A卓】

 

 

さらに、ほぐしたトイツのpastedGraphic_43.pngは内川の急所中の急所。

鳴かれてテンパイされ、最後にはロン牌まで打つことになってしまった。

オーラス、何とか連荘したい萩原だったが、テンパイが遠い。

それを尻目に通過ポジションの内川、亜樹が立て続けに門前でテンパイを入れ、最後は亜樹がpastedGraphic_46.pngをツモって試合を終わらせた。

4位の小林は、とにかく展開が向かなかった。

ポイントはやはり、東1局2本場だろう。

あそこでpastedGraphic_12.pngから手をかけておけば、この試合の結果は全く違ったものになっていたはず。

小林ほどの打ち手であっても一牌の後先で辛酸をなめる、麻雀とはかくも難しいゲームなのだ。

3位の萩原は、冷静に試合を振り返りつつ、悔しさを押し殺しているように見えた。

こちらもアガリは1回のみだったが、意志を持って仕上げた七対子ドラドラは萩原らしく芯の通った打ち回しだったように思う。

この借りは、また別の形で返してくれることだろう。

2位で決勝卓進出を決めた内川。

トップこそ怒濤のアガリを見せた亜樹に譲ったものの、稼げるところでしっかりと点棒を稼いだことが逃げ切りにつながった。

チャンスをモノにし、隙を見せないしたたかな麻雀だったが、決勝ではどのような打ち回しを見せてくれるだろうか。

そして、トップ通過の亜樹。

序盤からジリジリと点棒を減らす厳しい展開だったが、なんとも華のある麻雀で逆転勝ち上がりを決めてくれた。

ベースとなる高い雀力に牌がついてくれば、このくらいはお手の物。

決勝でも亜樹らしさのある麻雀で、強く、美しく勝つ姿が見られることを、ファンは願っている。

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