勝利の、そして苦しむ 仲間のために 魔術師・園田賢が覚悟を決めて戦士に挑んだめくりあい【Mリーグ2020観戦記1/14】担当記者:東川亮

戦士と魔術師、一打一打に火花が散るかのような、真っ向勝負のめくりあい。

枚数はほぼ互角、あとはコインの裏表のように、運を天に任せるだけ。

二人のアガリ牌は山にたっぷり残っており、どちらが勝つにせよ、決着は時間の問題だった。

魔術師が戦士をねじ伏せた瞬間を、丸山はどのような思いで見届けただろうか。

この日に関しては、ある意味で成績以上にチームの危機とも言える状況だった。

それだけに村上も、そして園田も、何としても勝ちたかったはずだ。

最後のめくりあいに勝ったのは運だったかもしれないが、放銃の恐怖に打ち勝つことができたのは、仲間のためにも勝ちたいという強い思いがあったから…。

そう書くのは、陳腐が過ぎるだろうか。

丸山としても、この勝利は自宅療養における大きな励みになるに違いない。

チームのことは超強いおじさんたちに任せて、まずは体を万全の状態に戻し、また元気な姿でMリーグの試合に臨んでほしい。

それはドリブンズのファン、丸山のファンだけでなく、Mリーグを愛する全ての人の願いでもあるはずだ。

大丈夫。

離れていても、心はいつも共にある。

(※赤坂ドリブンズ クラブハウスLIVE中継より 画:鈴木たろう

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