私は私のまま戦って敗れたい 放銃上等で押し切った高宮まりの決意【Mリーグ2020観戦記2/9】担当記者:ZERO

なりふりかまわず先制した亜樹。
気合オリを見せる丸山。

ひるまず押し返す高宮。

しかし、アガったのはこの3人の中の誰でもなく白鳥だった。

高宮や丸山が開拓した道を通り、亜樹から2000点のアガり。

亜樹からしたら、親リーチを打ったところ、2人に押し返され、さらに白鳥に放銃。
誰のリーチだと思ってんのよ!といったところか。

東2局

2人のリーチ棒をかっさらった白鳥は、この配牌からを切った。↓

いきなりのペンチャン外し。
浮いているはドラで、ホンイツの種といったところか。
と連続で外していくことで、2巡の猶予を持てるのが最大のメリット。
その間に手牌の方向性を決めれば良い。

その後にドラを切ると北家の亜樹が仕掛けた。

ポンのあと、ポンで打、この捨て牌。↓

この時点ではまだわからないが…次に

を手出し。
これは見る人が見れば100%単騎待ちだと分かる。

(ポイントはポンの前に切ってある

ペンテンパイから、頭のをポンしてタンキ。
そしてよりいい単騎待ちに入れ替えた。と読めるのだ。

白鳥も当然それを分かっていた。
が、それを踏まえてこの手牌で何を切るか。↓

リャンメンリャンメンのイーシャンテンだが、が単騎待ちの亜樹に切りづらい。
亜樹はよりいいタンキ待ちか、既存メンツにくっついたノベタン・亜両面待ちだ。

  など)

しかし、危険を承知で白鳥はを切った。

そして…

さらにを連打してリーチ!
単騎待ちと読み切ったから字牌を切らずにオリるのではなく、単騎待ちと読み切ったからこそ当たる可能性はそう高くないと踏み込む。

白鳥の好調さが垣間見える押しだ。

このリーチとドラポンを受けたのにも関わらず、誰も引かない!

まずは一発で親の丸山が赤々のイーシャンテンでをプッシュ!

続いて、解説の渋川も腰を抜かすほど驚いていたのが…

高宮の追っかけリーチ!
ドラなし赤なしの1枚切れカン。正真正銘のガラクタリーチだ!

当然ドラポンでテンパイを入れている亜樹もオリない!

なんなんだこのぶつかり合いは!

なんなんだこの意地の張り合いは!

誰がアガるのか?!

危険牌を掴む亜樹。

(さっきからなんなん、この状況。
アタシがドラポンしていて、なんで全員向かってくるの?)

渋々…という感じで押した牌が…

白鳥にストライク。

バードストライクだ。

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