松嶋「これ、さっきも見ましたね」
こうして園田は
滝沢から重い重い1000点をアガった。
南3局 エンペラータイム
親番を迎えた園田はこのをチーした。↓
そして切ったのが。
にくっつけたマンガンしか見ていない。
もうボクは高い手しかアガリませんよ、という宣言に見える。
これをきっちりアガって12000。
大勢は決した。
この半荘9局中、6回アガるという、まさに園田劇場になった。
これほど喜びを外に漏らしてしまう人は他にいるだろうか。
つい見ているこっちもニコニコしてしまう。
次の2戦目は、鈴木たろうが
四暗刻をツモり、この日のドリブンズは連勝。
カットライン争いから大きく離れ、2強に肉薄してきた。
どう過程を積み上げても、通る結果は1つだけ。
その結果が残酷になることが往々にしてあるのが麻雀の世界。
しかしそれでも打ち手にできることは、より良い過程を積み上げることだけに他ならない。
期待値を積み上げることが、そして勝つことが最高のファンサービス。
そう標榜するドリブンズがいよいよ覇権を奪還しにかかった。
オマケ①
風林火山の決意が話題になっている。
入れ替えのレギュレーションを明確に提示、さらに
入れ替えになった際の指名選手の選出方法まで提示したのだ。
これには多くの賛否が飛び交った。
まずは入れ替えのレギュレーションから。
今回の記事にも書いたように、麻雀の結果は水物である。
どれだけ良い麻雀を打とうとも、結果は最悪なんてことがザラにある。
1人30半荘強の結果ではなんとも言えないのだ。
だから結果によって首を切ることはナンセンス、これが反対派の意見だ。
とはいえ、代替案が浮かばない。
どこで選手の貢献度を測ればよいのかを数値化することはできないからだ。
少なくとも今の麻雀の統計データでは。
選手がどこを見て、何を考えて切ったのかを全て把握することができないし、それを把握したからといって、選択が正解かどうかなんて誰一人わからない。
運の要素が多分に入り込む麻雀というゲームが特殊なのである。
他の世界にはない。
つまり、
誰もが納得する選出方法なんて存在しないのだ。
わからないからといって、このままダラダラと使い続けるよりは、こうやって明確にしたほうが良いと思う。
マンネリ化しつつあるMリーグにとって、自ら動きを入れようとするこの判断は、私は英断だと感じた。
次に選考方法。
大会で決めるとな。
これも第一感はどうかと思ったが、やはり明確な選出方法があるわけでもなく、ブラックボックスに包まれたままよりは、良いと思う。
ギリギリで落ちた人など、ドラマが生まれて話題になること必至だ。
チーム推薦枠があるのもいい。
ただ、最後の準決勝/決勝前に投票でポイント差がつくのはあまりに厳しい気もするが、実力だけじゃなく人気も必要ということか。
いずれにせよ、積極的にMリーグを盛り上げていこうという気概を感じる。
現存の3人のファンも、新しい選手に期待するファンも、どちらも必死に応援することになるだろう。