高宮まりvs二階堂亜樹、鬼気迫るの舞姫の追い込みを凌いだベルセルクの狂気【Mリーグ2020セミファイナル観戦記4/23】担当記者:masasio

【4ピン】はすでに2枚見えていることに加えて、仕掛けている白鳥が【2ピン】を手出ししている。

【5ピン】との振替えなど【4ピン】を持っていることが多そうだ。

消極的なダマテンにも見えるが、亜樹らしい読みの入ったダマテンにも見える。

結果はテンパイを取り切った亜樹の一人テンパイで流局。

東3局

この局も白鳥が仕掛ける。

カン【3ソウ】をチーして【白】バックのテンパイ。

ソーズのホンイツかドラを使うかという方針通りのテンパイだ。

この仕掛けに追いついたのが高宮だ。

白鳥のアガリ牌【白】をトイツにしてのチートイツ赤赤のテンパイ。

自身で【4ピン】を切っており、ピンズの下は全体的に安い。

【1ピン】は絶好の待ちに見えたが、高宮は【1ピン】を切ってダマテン

実はこの時下家のたろうが【1ピン】トイツだったのだが、もちろんそれを読んだわけではなく、仕掛けている白鳥への対応だろう。

神目線で見ている我々視聴者は、白鳥のアガリ牌が無いことを知っているが、対局者はそうではない。

そして【8ピン】を引いたところで【南】を切ってオリ。

確かに【5ピン】【8ピン】はドラまたぎで危険なところだ。

撤退も賢明な判断に見えるが、白鳥がチーした直後に亜樹が【5ピン】を切っている。

そして白鳥はチーした後は全てツモ切り。

【9ピン】も全て見えているため【8ピン】はタンキにしか当たらない牌だ。

この【8ピン】でオリるのは明らかに緩手だし、何より高宮らしくない。

トップ目とはいえまだ東3局。昨日大暴れしたあの人なら・・・と思わざるを得ない一局だった。

東4局2本場

ビハインドを背負ったたろうがリーチ。

【1ピン】をトイツ落とししてなおチートイツでテンパイ。

タンヤオがついてグレードアップしている。

このリーチに追いついたのが高宮。

イーシャンテンの時点で

ここから【6マン】を切ってドラをトイツで固定して・・・

 

ドラを暗刻にして迷いなく「リーチ!」

東3局と同様には語れないが、勝負手ならリーチでぶつけていく方が高宮らしいと感じるのは私だけではないだろう。

アガればトップが大きく近づくチャンスだったが

めくり合いに勝ったのはたろう。

裏裏の12000で戦線復帰。

放銃となった高宮は一歩後退。

やはり簡単にはいかない。

南場に入って高宮と亜樹のデッドヒートの様相を呈していく。

南1局

前局放銃となった高宮が、親の第1打の【南】をポン!

続いて【白】もポンして瞬く間に2フーロ

 

【5ソウ】ドラの【8マン】と切っていき露骨なホンイツ狙い。

なかなか親の第1打に対してポンの声は出ないところだが、しっかり声を出していく。

この仕掛けに待ったをかけたのが亜樹。

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