やっほーい! 儂じゃよー! 今日も元気に3000・6000!
麻雀歴1000年の鴉天狗、千羽黒乃が今週もキンマwebに参上じゃ!
先週は「リーチに押してる人は要警戒!」とお話したのじゃ。
リーチに対して危険牌を切って押し返すのはリスクを伴う行為。そうした「押し返しのサイン」を見逃さないようにすれば、リーチしている人以外への放銃もぐぐっと減るのじゃ! というテーマだったのじゃ!
VTuber千羽黒乃の麻雀講座【第47回】 要チェック!「リーチに押してる人」を見逃すなかれじゃ!
今週も先週に引き続き、鳴いている相手への防御の話じゃ。
リーチに対してオリられるようになってきたけど、鳴いてる人に対してうまくオリられない! 何が通るか分からない! そんなお悩みがスッキリするマル秘情報を、今日は教えちゃうのじゃ!
鳴いてる相手に通る牌を見つける秘訣、それは「何を鳴いたか」以上に「何を鳴いていないか」に注目することじゃ!
鳴いてる相手の安全牌を探すのじゃ!
オリたいのに安全牌がないのじゃ~~🐣🐤!!
上家の親が早々と3つの鳴き仕掛けを入れており、早い聴牌を入れていそうじゃ! それに対して、自分の手はまだまだ面子もなくバラバラの状態。ここからアガりに向かうのは厳しそうなので、なるべく安全な牌を切ってオリていきたい局面なのが分かるかのう?
そこで親の捨て牌を見て通る牌を探してみようにも、親の現物が自分の手には1つもないのじゃ! こんなときは、どのようにして安牌を探せば良いのかのう?
鳴いてる相手の上家に注目!
こんなときに、「鳴いてる人の捨て牌」の次に注目してほしいのが「鳴いてる人の上家(今回なら北家)の捨て牌」なのじゃ!
今回のケースでいえば、北家の捨て牌に、、が切られているのが見えるじゃろう? この情報から、東家に高確率で通る牌を見付けることができるのじゃ!
それはズバり! 北家が切ったととは、東家の仕掛けに対してかなり安全! ということじゃ!
その理由はすごくシンプルで、「北家の切った牌が待ちになっているならば、切られた時点で鳴いているはず」だからじゃ!
たとえば、を鳴いたあとにこんな手格好だったら?
ポンはチーしてシャンテンの進む牌。喜んで鳴いているはずじゃ。
こんな形だったら?
ポンこちらならばやっぱりはチーされているであろう牌じゃ。
つまり! ややが鳴かれていないということは、「待ちとして使うことができないために、鳴くことができなかった(その部分が待ちとなるターツを手の中にもっていなかった)」といえるのじゃ!
この「鳴かれていない牌」の情報から、東家の仕掛けに対して北家が切った牌は安全度が高いといえるのじゃ!
例外のパターンも紹介じゃ!
さて、ここまで鳴き仕掛けに対して安全度が高い牌を探す方法をご紹介してきたけれど、安全度が高いという表現を使ったことに気付いたかのう? そう、実は「鳴いている人の上家の捨て牌は、絶対に安全」とまでは言い切れないのじゃ。
例外のケースも2つご紹介しておくのじゃ!
代表的なものは、「単騎待ち」じゃ。具体的にはこんな待ち!
ポン ポン ポン相手の最終形が単騎待ちの場合は、たとえ上家の捨て牌に切られている牌であっても当たり牌になっていることがあるのじゃ! (単騎の牌はポンもチーもすることができないから、当たり前といえば当たり前じゃな)
また、単純な単騎待ちの他にも、のようなノベタン待ちが残ったケースもありうるのじゃ。
最終形としてこうした単騎待ちが残るのは、主にホンイツかトイトイを狙った場合。相手の仕掛けからそれらの手役が見えるときは、普段よりも単騎待ちへの警戒度を上げるのがよいじゃろう!
もう1つのケースは、「鳴いたあとに手出し(ツモった牌を手の内に入れ、別の牌を切ること)が入った場合」じゃ。既に聴牌している人から手出しが入るのは、待ちが変わったサイン!
たとえばと持っていたカン聴牌のところに、をツモってきた場合は打として待ちがに変わることがあるじゃろう。こうした時は鳴いた人の上家がを切っていても、「その時は鳴けなかったけど、後から待ちの形が変わって和了牌になった」ケースがあるのじゃ。
手出し・ツモ切りに注目するのは難しいけれど、「鳴いた相手の手出し牌」をチェックできるようになれば、仕掛けに対して放銃することはほぼなくなると言っても過言ではないじゃろう!
今回のまとめじゃ!
・鳴いている人に通る牌は「鳴いている人の上家の捨て牌」に注目すれば見付けだせる!
・主な例外は「ノベタンを含む単騎待ち」と「手出しが入った場合」!
鴉天狗の姿をしたVtuber。キンマwebで『VTuber千羽黒乃の麻雀講座』を連載中。趣味は歌と麻雀。麻雀歴1000年、天鳳は最高九段。
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