トップを取るために
攻め続ける
萩原聖人と茅森早香。
勝利の女神が
微笑んだのは…
文・危険な鬼太郎【月曜担当ライター】2021年10月11日
麻雀は知的な頭脳ゲームで認知症予防にも最適だと言われているが、デメリットが無いわけでもない。
麻雀は頭を使うのと同時に腰も使うゲーム。長時間座る事を強制されるので年配の方々はおろか若い人も腰を痛めてしまう人が多い印象が私にはある。なまじ、40歳以上のMリーガーのほとんどが腰に爆弾を抱えているのでそう思ってしまうのかもしれないが。
腰の痛みを忘れてしまうぐらいつい熱中してしまう麻雀と言うゲームは恐ろしすぎる。
【2回戦】
解説の藤崎智曰く「スター選手は赤牌」を持ってくるらしいが、今回戦う4選手の手元には中々ドラが来ず東4局までほぼ点数移動が無く局が進行した。
東4局 親・茅森 ドラ
萩原がイーシャンテンで小考。
捨て牌とかを考慮せずに考えれば、この手牌は打としてイーシャンテンに取りながら456の三色とシャンポン聴牌の両天秤に向かいたいが捨て牌を見るとが2枚切れでが1枚切れ。
さらに言えば親番の茅森が字牌を弱い順番切って行って、ついにはドラのまで切っている。打点はまだ分からないが少なくとも速度感は感じる。
なのでここは打として共通安全牌のを抱えつつ、あわよくばの456の三色を狙うのが萩原らしい手順なのか? と私は思ったが萩原は
打。456の三色が見えるとは言え現状はただの愚形イーシャンテン。自分の手牌の最高系を見た強気すぎる一打に見えた。
案の定、親番の茅森はすぐに聴牌を果たしてリーチ宣言。
本人としては234の三色を目指してて大分不満だっただろうが、リーチ、タンヤオ、ピンフの待ちのリーチ。
そしてこれをすぐにツモって
リーチ、タンヤオ、ピンフ、ツモの2600オールのツモアガリ。1回戦、東城が登場して2着を取り良いバトンを受け継いだ茅森。中々の好スタートを切る。
東4局1本場 親・茅森 ドラ
茅森がイーシャンテンでの選択で打を選択。
カンターツが不安なのでマンズの周りでリャンメンを作りに行く。マンズの情報が一切出てないのでは選びやすい。
しかし次巡、
ド裏目中の裏目のをすぐに引き、ツモったを自分のにぶつけてやつあたりをする茅森。
こうなっては仕方がないので打として手牌の方向性を変える。
ドラ暗刻の萩原が聴牌を果たして即リーチ!
リーチドラ3の待ち。
これに日向もすぐに追いついて
メンホンのカンの聴牌を入れる。するとすぐさま親番の茅森がこれにリーチで応戦。
リーチ、ピンフ、赤ドラの待ち。たった1巡で3者の手が一斉に動いた。
決着はすぐにつき日向がをツモると、
これをバシーンとツモ切り! は親の茅森の現物で萩原にはが通っている。の一筋勝負ならば例え赤ドラでもこの手牌ならば切る価値があるとみたか。
これが萩原にアタリで、リーチ、ドラ3、赤、裏の跳満! 12000の手痛い放銃となった。
南2局 親・萩原 ドラ
親番の萩原が首尾よく聴牌を果たして即リーチ!
リーチ、高めのとのシャンポン待ち。
萩原の一人旅になるかと思いきや、これに追いすがったのが2着目の茅森。
この萩原のリーチを受けた途端に悪く見える茅森の手。萩原に12000でも放銃すれば一気にラスまで見えてしまうのでなるべく勝負はしたくない。
2枚あるの対子落としをするのだとばかり思っていたが、