またこの席に座るために… セガサミーフェニックスを窮地から救い出した 魚谷侑未の覚悟 【Mリーグ2021観戦記2/1】担当記者:江嵜晋之介

またこの席に座るために…
セガサミーフェニックス
窮地から救い出した、
魚谷侑未の覚悟

文・江嵜晋之介【火曜担当ライター】2022年2月1日

「今日がダメだったら私はMリーグで出番が無くてもいい、というくらいの気合で来た」

試合後、トップを取った魚谷のインタビューを聞いてハッとさせられた。

3分の2を消化したレギュラーシーズンだが、全選手が最低出場試合数である10試合以上の出場を果たしている。

それは今後、全チームどんな采配でもあり得ることを意味している。
今までは均等にローテーションを組んでいたチームでも、不調な選手を登板させないようにすることだって十分に考えられる。

昨年のオフシーズンではKONAMI麻雀格闘俱楽部の前原・藤崎、セガサミーフェニックスの和久津が契約終了となりMリーグファンの間に衝撃が走った。

2年連続でファイナルに進出できなかったチームは選手を変更しなければいけない規定こそあるが、該当しなくとも成績次第で契約終了になる可能性は十分にあると言える。

今、当たり前のように出場している選手でも
この試合が最後になる可能性だってゼロじゃないのだ。

本日の組み合わせは上位の風林火山と下位の3チーム。
下位チームにとっては1試合ごとの重要度が高まり、これからは毎節が勝負所となっていくだろう。

第2回戦
東家:勝又健二(EX風林火山)
南家:魚谷侑未(セガサミーフェニックス)
西家:瀬戸熊直樹(TEAM雷電)
北家:園田賢(赤坂ドリブンズ)

東1局は瀬戸熊が先制を決めるも、

東2局、親番になった魚谷は先制テンパイを果たしリーチをかける。

数巡後、瀬戸熊から追いかけリーチがかかるが、瀬戸熊が【6ピン】を掴み魚谷のアガりとなる。

トップ目からの直撃に成功し独走を阻止する。

東3局、親番の瀬戸熊がまたしてもテンパイを入れるも、あとからテンパイを入れた勝又に引き負けてしまう。

勝又の1,000、2,000のアガリ。
瀬戸熊は前局に続きチャンス手こそ入るものの、中々成就しない。

その後東4局1本場では、勝又が【白】ドラ3のテンパイを入れるも、
直後魚谷が【6ピン】【9ピン】待ちで追いつきリーチ。

あっさりと【6ピン】をツモりリーチツモ平和一盃口ドラの2000、4000を決める。

南場に入ってからは魚谷と独壇場となった。
南2局1本場の親番でタンヤオの1,500をアガると

続く2本場では先制リーチをかけた瀬戸熊から、ホウテイタンヤオドラの5,800を出アガリ。

トップの地位を盤石にする。
瀬戸熊にとってはトップが遠のく痛恨の放銃となる。

親番が落ちた後も、魚谷は勝又から発混一色対々の8,000点を出アガり、ダントツのままオーラスに突入した。

南4局1本場
瀬戸熊にド級の手が入る。

マンズで既にドラ赤を内蔵した一通が完成している。
瀬戸熊は2着まで3,600点差(1本場供託1本)なので、条件は十分に満たしている。

その瀬戸熊が切った【7ソウ】を親番の園田がチー。

役牌を3組抱えつつ、ソーズの両面から仕掛ける選択。
ソーズの混一色まで伸びれば12,000点クラスの手になり、トップも視野に入ってくる。

3着目瀬戸熊とは3,000点以上離れているので、いざとなったらノーテン流局でも着順をキープできる状況だ。

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