ダマテン、リーチ、
鳴いての1000点
極上のスマイルと共に提供される
小林剛バリューセット
文・徳岡明信【担当ライター】2022年11月4日
Mリーグ22-23シーズンも早いもので1か月が経過した。
序盤から各チームの明暗がくっきりと分かれた印象ではあった10月。
しかしまだまだ先は長い。この1戦がチームの転機となるかもしれない。
今後の未来を託されたかのような各チームの実力の重鎮達が第2試合に集まった。
第2試合
東家:堀慎吾 (KADOKAWAサクラナイツ)
南家:村上淳 (赤坂ドリブンズ)
西家:勝又健志 (EX風林火山)
北家:小林剛 (U-NEXT Pirates)
小林剛、怒涛の3連続アガリ
東1局1本場
親の堀がをポン、ソーズのホンイツへ向かう。
手牌にはが暗刻、2シャンテンながらしっかりと7700~12000点の打点が見える。
勝又もドラのをトイツで保持したチートイツの1シャンテンだ。
堀のソーズ仕掛けに対してソーズを全て先に払った。攻守兼用のチャンス手だ。
しかしテンパイ一番乗りは小林だ。
満貫確定のを引き入れ迷う事無くを縦におく。
引きはダマテンと決めていたのだろう。親の堀のソーズ仕掛けの影でひっそりとピンズテンパイだ。
そして堀がすぐに捕まる。
ヘッドレスのソーズのホンイツの1シャンテンからは流石には止まらないか。
ピンフ、イーペーコー、ドラ、赤
8000は8300点のアガリで好調な出だしを飾った。
ここまで耐え忍ぶ苦しい登板が続く小林。
厳しい荒波を抜け出し、今シーズン初トップの方角へ面舵いっぱいに切っていく。
続く東2局
好調さは加速を増したか。
配牌から自風でドラのが暗刻だ。
やや形は重たいが仕掛けも効くので問題無し。
何としてもここはアガリに結びつけたい。
堀もリャンメン2つの1シャンテンで臨戦態勢だ。
2枚目のもスルーしてリーチ手順MAXに構えている。の重なりや、引きからの横伸びした時の567の3色まで見ている。
前局の8000点の失点をお釣りまでつけて取り返せるか?
「そんなゆったりやってて大丈夫?」
そう言わんばかりに小林がをポン。
更には
ポン
この形からをチーしてテンパイを入れる。
自分の仕掛けに1枚入っているとのシャンポン待ちは不服なので鳴かない人も多いのではないか?
しかし小林の河が色に目立った捨て牌でも無い為、他家が必要なければ切り出されてもおかしくはない。何よりこの後の好形変化も多い。
小林のテンパイ後に堀も追いつく。
の絶好の3メンチャンだ。何としてもツモアガリが欲しい所だが…。