【 #神域リーグ2024 第1試合観戦記】輝き続ける星であれ! MVP空星きらめ あの日の私へリベンジマッチ【文 #後藤哲冶 】

様々な話題を呼んだ、ドラフト会議から2ヶ月たった今日。
今年も神域リーグがついに開幕となった。

開幕節を、この2人と共に迎えられること、心から嬉しく思う。
さあ、今年も最高にアツくて楽しい半年が幕を開ける。

開幕節第1試合の観戦記となる本記事では、昨年からのシステム変更点をお伝えしておこう。
昨年まではレギュラーシーズンからセミファイナルへはそのままのポイントを持ち越していたが、今年からは半分の持ち越しとなる。
そして、ファイナルステージはなんと、第4試合が追加。そして第4試合は昨年までと違い、『条件が分かる状態』での勝負。
これは、選手達へのリスペクトもあるだろう。条件が分かる中で、どのような熱い戦いをしてくれるのか、今から楽しみで仕方ない。

そしてこちらが日程。
昨年よりも全体の日程が短くなり、それに応じて試合間隔が短くなった形。
開幕節となる今節は、チームグラディウスが抜け番となっている。

少し長くなったが、説明はここまで。
早速、最高にアツい戦いを見せてくれた、第1試合の内容へと入っていこう。

東家 朝陽にいな(チームアトラス)
南家 咲乃もこ (チームアキレス)
西家 空星きらめ(チームゼウス)
北家 松本吉弘 (チームヘラクレス)

第1試合に名を連ねたのは、良くコラボ配信もするほど仲が良い3人娘に、ヘラクレスの怖い監督こと松本吉弘

ちなみに余談だが、ヘラクレスは事前にチーム内で行った人生ゲームで借金が一番多かった人が開幕試合に出る、という催しを行っており、見事(?)松本が先発となった。

東1局、昨年MVPのきらめ大明神が、早速魅せる。

空星はこの形からドラの【8マン】をリリース。
【4ソウ】を引いたことで形が引き締まり、且つタンヤオ牌でまとまった。

カン【4マン】を引き入れて、空星は迷わずに【3ピン】を切った。
しれっと選んでいるが、これも決して楽な選択ではない。
【3ピン】を雀頭として所謂くっつきのイーシャンテンにもとることができたからだ。
しかしここはタンヤオピンフ三色の最高形を見て、柔軟な打【3ピン】

後に、【白】を持ってきて打【1ソウ】
ホンイツ模様の咲乃が、ピンズを余らせている。当たってもおかしくない1枚切れの白は、勝負牌に決めた。

【5ピン】を引き入れてのテンパイは三色が確定する絶好の入り目(テンパイが入った時に持ってきた牌のこと)だ。
これならばとリーチ宣言。待ちの【4ソウ】【7ソウ】は全体的にソーズが安く、山に残っていそうだ。

「マジ神~! よっしゃ~!」

これを一発で仕上げて見せた。
昨年の勢いそのままに、開幕を告げる3000、6000。

「……やるなきらめ……」

お世話になった監督の目の前で、成長を見せつける大きなアガリだ。

東2局1本場

松本からリーチが入った直後のこと。
危険牌の【1ピン】を持ってきたのは、アトラスの一番槍を任された朝陽にいなだ。
チームこそ変わったが、一番槍という言葉が一番似合うと思ってしまうこの少女の売りは攻撃力。
役牌【發】が暗刻でドラもある勝負手、ここは【1ピン】を勝負するかと思われたが。

【5ピン】早い人は結構【1ピン】【4ピン】あるんだよなあ~」

ここは冷静に打【2マン】
朝陽の言葉の通り、松本の河の早い場所に【5ピン】が落ちている。
麻雀牌の特徴なのだが、『【2ピン】【3ピン】【5ピン】』と持っている人はリャンメンで使いたいので【5ピン】を早く切りがちなのだ。
それを知識として認識していた朝陽が、ここはオリの選択。

実際、【1ピン】【4ピン】は放銃牌だった。見事な経験と知識で、朝陽が放銃を回避。

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